まさかの「慢性骨髄性白血病」夫を支える妻blog

がん罹患者の家族のblogです。

夫の入院前の贅沢な宴!

今夜は出かけよう、と夫。

昨日は火曜日だったので、朝から病院、打ちっぱなし、というルーティンを済ませて

戻ってきた夫は急に夜間外出を宣言。

入院するので、私の誕生日を前倒ししてお祝いしてくれるのかと思ったら

「それはまた退院後に」とにっこり。

何かしらの理由を付けて美味しいものが食べたいということなのだろうな、と

そして

夫婦お気に入りのお店でのディナーが決定。

最近は、ランチでふらっと立ち寄っても満席で、久しぶりのポチロン。

retty.me

 

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 この生牡蠣も大きくて濃厚で、いっぺんに笑顔になりました。

例えば、夫に治療のための骨髄抑制などが起きたりすると、

こういう生モノを食べられなくなる可能性もあるんだな、と思うと

こういう贅沢も必要だな、なんて

目の前の妻が考えているなんて、きっと夫は知りません。

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 ビールで乾杯ののち、ワインで語らう夫婦。

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 サラダをモリモリ食べたあたりで、妻は酔っぱらって、もう、写真が・・・(笑)

なぜ写真を撮らなかったんだ!と後悔です。

パテアラメゾンも、新玉ねぎのグラタンも美味しくて

この時点で、妻はまだビールしか飲んでませんけど、

もうヨッパライの出来上がりでした。

 

今後の生活について

それぞれの人生なので、それぞれの考え方があるのは理解できますが

正面切って「別の人格なのだから」と言われると

妻としては少々、かなり、ものすごく・・・

違和感でした。

 

ここに患者本人と家族の視点の違いがあるのかもしれません。

 

夫は「自分」と「妻」を別々に考える傾向があり

妻は「夫婦」と「個人」があると考えていて。

 

もともとの考え方の傾向に、病気と向き合う立場の違いがプラスされて

それぞれの意見がはっきりしてきたように思います。

 

がんと共に生きるためにかかるお金のこと

実際のところ、慢性骨髄性白血病は、治療に一生涯ずっと、お金がかかります。

我が家でも、意見に相違はあります。

もちろん、面と向かって「あなたと意見が違う」とは言いませんが

どんなに話し合っても、患者本人とその家族は、やっぱり意見が違うのだと思います。

今のところ、私がモノ申さない、ということで何事も起きていませんが

きっと、ここが一つの「乗り越えるべき山」と言えるのでしょう。

 

夫が慢性骨髄性白血病に罹患して一年。

いろいろな出来事に遭遇するたびに、自分自身の中途半端な知識がいかに

「試験に合格するため」だけの学びだったかを思い知り、反省しきりです。

 

私はずっと生命保険業界にいたので、給付金の支払い手続きのことは

たくさん経験したので詳しいのですが

その後の医療費控除などの税金のことについては

実際に自分自身で手続きなどをしたわけではないので

FP資格試験勉強で知った知識しかありません。

 

 

恥ずかしいけれど、知らないことは一つずつ学びながら前へ進みます。

恥ずかしいけれど、若い人に助けてもらうことも多くなるでしょう。

いや、恥ずかしがっちゃいけないですね。

恥ずかしがらず、教えて貰って学んでいこう。

専門外のことが分からないのは、きっと誰でも同じなのだから。