まさかの「慢性骨髄性白血病」夫を支える妻blog

がん罹患者の家族のblogです。

服薬管理のアプリで安心!慢性骨髄性白血病(CML)の服薬管理

慢性骨髄性白血病の夫を見守る妻、あおくまです。

訪問いただきありがとうございます。

 

慢性骨髄性白血病CML)は、薬を飲み忘れないことが、何よりの治療

ただ、調子がいいときにはついうっかり薬を飲み忘れてしまったりすることって、誰にでもありますよね。

副作用が辛いときも、薬を飲みたくないという気持ちになると聞きます。

夫は既往症があるために通常の成人の半分量で経過を見ていますが、本当に半分量で大丈夫なのだろうか、という不安はいつも心の中にあります。

一時期、皮膚障害が強く出ました。特に、手指のひび割れなどは仕事でキーボード入力するのも辛いと言っていて、ハラハラしました。

それでも、薬を飲み続けると、身体が慣れてくるのでしょうか。今では皮膚障害は見られなくなりました。

 

服薬率は、治療成績にも影響するので、見守る妻としては、とっても気になります。

 

我が家の夫は、朝ごはんの後にグリベック2錠を飲んでいます。

何かの理由で朝ごはんを食べなかったり、急いで出勤する必要があるときなどは、うっかりすることもあるようです。

我が家では、夫がアプリ嫌いなので、外装フィルムの目視チェック。

そんなアナログよりも、本当はこっちをお勧めしたい!慢性骨髄性白血病CML)患者さんのために開発されたアプリがあるので、ご紹介します。

めんどくさがりの夫に代わって、妻がこっそり、アプリに検査結果を入力するっていうのも、アリですね、うん、そうしよう(笑)

 

慢性骨髄性白血病CML)患者さんのための服薬手帳アプリ

慢性骨髄性白血病CML)患者さんのための

CML服薬手帳アプリ
iPhone版、Android版のご紹介

患者さん自身が血球数などの検査値、副作用などを入力し、保持することができるスマートフォン用アプリです。
服薬時間を知らせるアラーム機能やカレンダー機能もあり、これまでの紙の手帳に比べ、手軽で便利にご利用いただけます。
また副作用の記録も簡単にできます。これを見ながら、診察の際に先生に相談しましょう。

App StoreGoogle playから無料でダウンロードいただけます。

www.cmlstation.com

 

患者さんご自身で、血液検査の検査値や副作用などの項目を入力することが出来ます。

アプリを起動すると、このような画面が表示されます。

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CML服薬手帳 起動画面


服薬設定・アラーム機能

治療薬ごとに服薬回数や時間を設定。

アラームを設定し、服薬チェックすると、カレンダーに服薬した記録が残りますので「あれ?朝、薬飲んだっけ?」なんていう時にも、確認ができるので安心です。

服薬率も起動画面の下の部分に表示されるので、視覚的にも安堵感を得られます。

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服薬率はトップ画面の下の部分に表示されます

 検査記録の項目は3種類

  1. 血液学的検査
  2. 細胞遺伝化学検査
  3. 分子遺伝学的検査

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副作用の記録

 お薬にはつきものの副作用。記録を残しておくと、ドクターに説明するときにも便利ですね。

 

項目をチェックして、メモを入力できます。カレンダーにも表示が出るので、副作用が多かったかな、と思うときには、それをドクターに見せて相談できる、というのもgood!

 

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副作用の記録①

 

医療費の入力はありがたい。

医療費や交通費などの入力が出来るのも大きな特徴です。

一般的なお薬手帳でも、アラーム設定や服薬管理が出来るものも多いようですが、医療費の管理が一緒にできるのは珍しいですね。

 

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医療費の記録が出来ます

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一年間の医療費管理も可能です。

 


病院の待ち時間などに入力して、自分の身体の状況をチェックできるようにデータ管理をすると、ライフログのように活用できると思います。

まさに、がんと生きるアプリ、という感じですね。

 

 まとめ

 最後に・・・

 

佐賀大学医学部附属病院 血液・呼吸器・腫瘍内科の木村晋也先生の動画を貼っておきます。

夫が罹患したときに、木村先生の動画で慢性骨髄性白血病について学びました。

分かりやすく、大変勉強になりました。


慢性骨髄性白血病・急性リンパ性白血病 “どんどん進化する白血病の治療” 木村 晋也

 

慢性骨髄性白血病服薬管理は飲み忘れ防止が何より大切。

このアプリで記憶より記録の服薬管理!

アプリを開発・提供してくれているノバルティスファーマ株式会社さんにも感謝です。

 

今日から妻が、夫の代わりに記録を始めます♪

最後までお読みいただきありがとうございます。今日もいい日でありますように。

 

 

 

慢性骨髄性白血病の夫、主治医と治療費ことを話す

慢性骨髄性白血病の夫を見守る妻、あおくまです。訪問いただきありがとうございます。

 

さて。

慢性骨髄性白血病の夫は、あまり病院での出来事を私に話しません。

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話してほしいというと

「採血して診察して検査結果を聞いて注射をして薬をもらって帰って来た、以上」

こんな感じです。

 

日常生活の会話の中での現状の推察

  1. 血液学的寛解という状態を維持
  2. もともと悪かった肝臓の数値は正常値になっている
  3. 時々、肝臓の数値が悪くなることもある
  4. 服用中のグリベックは2錠/1日(一般的な成人の半分)で継続
  5. 半分量の投与の為、経過観察は週イチで継続
  6. 薬を増やしたいという考えは変わらず、時期を見ている
  7. CKの数値に対する主治医の対応を、夫は過敏だと感じている

主治医が治療費のことを心配していることが判明

昨日も通院の日だったのですが

聞いても何も言わないだろうと、私は何も聞きませんでした。

午後にふたりで自宅でテレビを観ていたら

「そういえば、K先生が、治療費や保険は大丈夫ですかって」

と、夫。

 

ドクターが治療費の心配をしてくださるのは、大変ありがたいことです。

それだけ、慢性骨髄性白血病の経済的な負担が大きいことが理解されているということでしょうか。

病気の治療をするために、医療費を支払うのは当たり前のことですし、薬を飲むだけで普通の暮らしが送れるのは、本当にありがたいことです。

 

高額療養費制度を使っても、およそ年間60万円を超える負担。

毎月4万4400円+他の病院代=約5万円ちょっと、の負担は、一度限りならともかく、毎月続くとなれば、決して軽いとは言えません。

 

患者の家族としては、患者本人の気持ちを考えると、なかなか不満も言いにくい、というところもあります。

病気や身体のこと、治療のことは病院で相談するのが一番良いと思いますが、お金のこと、特に個人的な家計のことについてはなかなか相談しにくいものがあります。

 

特に、一時的に必要な大きなお金ではなく、長期に渡る少額なお金の問題は軽視されがちです。

 

手術のために1000万円必要なんです!というと緊急性が高く感じますね。

ところが

毎月5万円の医療費が一生涯かかるんです、といわれてもピンときません。

 

1年で5万円×12ヵ月=60万円

1000万÷60万=16.666666・・・

 

17年、薬を飲み続けて生きていれば医療費の負担は1000万円を超えます。

これを知ったうえで、ライフプランを再構築する必要があります。

5年、10年で治療の見通しが付くがんとは、考え方が違うと言えるかもしれません。

 

慢性骨髄性白血病CML)の場合、ありがたいことに

病気になる以前とあまり変わらずに(副作用が強い方もいますが)

暮すことが出来る人もいらっしゃいます。

 

そういう意味で、慢性骨髄性白血病CML)はまさに、がんと共に生きることに真正面から向き合うという種類のがんかも知れません。

 

夫婦の希望を表明します

今後変わる可能性もありますが・・・

 

急性転化の不安はあります。別のがんの罹患のリスクも当然あります。経済的な不安だって、消えることはありません。

それでも、お互いの希望やわがままを言える関係を作っていくことは大切なことだと思います。以下も、ぶっちゃけて言えば、わがままを言う夫にくぎを刺す妻、ということですね(笑)

 

患者本人の希望

長生きをするための我慢の日々ではなく、楽しいと思えること(例えそれが生存期間を短縮するようなことであっても)をやりたい。美味しいものも食べたいし、ダイビングへも行きたいし、ライブやコンサート、旅行にも行きたい。趣味にはお金がかかるけど、仕事はしますのでよろしく。

 

妻の希望

あなたの人生なのだから、好きなようにすることに基本的に反対はしないけれど、老後の資金にマイナスの影響を及ぼすことについては、出来るだけ避けてもらいたい、というのが本音(教育資金が想定以上にかかって既に目減りした)ですので、そこのところはどうぞよろしく。これからもあなたの楽しいことにお供させてください。それは、出来るだけ長く、を希望します。

 

最後までお読みいただいてありがとうございます。

妻、あおくまは別ブログも始めました。

canplus.ldblog.jp

平穏無事であるということのありがたさをかみしめつつ。

何事もなく、日々が過ぎて来ます。

夫の状態。

現在もグリベックが2錠。一般的な成人の半分の量の服薬ではあるものの、血液学的寛解の状態を保つことが出来ている今日この頃。

余りにも平穏過ぎて、時折「薬を飲むのを忘れた」という夫に渇を入れるのが、私の役目と言ったところでしょうか。

 

とてもありがたいことだと思います。

 

このような日々がずっと続いてくれますように。と、心から祈っています。

そして、明日は結婚記念日。

2019年、まさかの夫婦でがん闘病の危機勃発?(追記)ではありませんでした!

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家族3人大吉を引く2019年

(追記)2019年1月18日

腎臓の腫瘍は、CT画像の読影報告書によると、「指摘できません」とあり、杞憂であったようです(良かった!)

しかしながら、ドクターも想像しなかった指摘があったりで、ビックリです。

2018年は腹部エコーなどのない、簡易な健康診断で済ませてしまいましたが、50歳を過ぎたら自覚症状のないがんのリスクもあることを考え、少々の出費を厭わずに健康管理をしていかなくちゃ!と思った次第です♪お騒がせいたしました(^▽^)/


夫はすこぶる順調

慢性骨髄性白血病と共に生きる夫は、すこぶる順調です。

昨年の冬は、グリベックの副作用による手足の皮膚障害に悩まされましたが

今年は手荒れ程度です。

 

肝機能の数値も標準値で、「いまだかつてない」健康的な検査結果を持ち帰ってきます。

グリベックは相変わらず、成人の標準投与量の半分である2錠で継続中。

一時期3錠に増やしましたが、数値に異常が出てすぐに2錠に戻り、そのままです。

主治医はいまでも夫が禁酒していると思っているそうですが、深酒はしないようになりましたが、美味しくワインを飲んだりしてますね・・・。

もちろん、検査結果が悪くなれば自粛するのでしょうけど・・・。

 

妻に異常が発見されたという「まさか」

実は、私は体調がすぐれず。

夏ごろから自覚し始めた手のこわばりから、スポーツジムへ通ってひざを痛めた(12月半ば)ころから加速度的に関節痛が始まりました。

健康診断で尿潜血があり、3か月後の再検査を指示されていたこともあり、関節痛も酷いので、今日こそ今日こそと思いながら、なぜか病院に足が向かなかったのです。

その日、お昼前に夫から電話が。

 

夫「病院行った?痛い痛いって言っているんだから、今日は病院へ行きなさい!」

 

仕方なく、私は近所の「腎泌尿器科」へ行きました。

健康診断で尿潜血があり、再検査となっていることを受付で話して、関節痛についても相談したいと言いました。

診察に呼ばれると、今回も顕微鏡的血尿。Dr.からアレコレ質問ののちに

 

「念のためCT撮りましょう」

 

と言われ、内心驚きながら・・・検査室へ。

 

(妻の心の声)

えーーー?尿潜血くらいでCT撮る必要ってある?お金かかるーーー!

 

お財布にお金を入れてきてよかったと胸をなでおろしながら、CT撮影。

ガシャンガシャンガシャン!

終わるとすぐに横のモニター室へ呼ばれてドクターの解説。

 

ココは初めて診察へ来た病院。腎泌尿器科内科クリニックです。

尿潜血の再検査は自分の中ではオマケで、辛い関節痛を何とかしたくての受診でした。

思わぬ展開で、私の腹部のCT画像が連続写真としてモニターに映し出され・・・

 

Dr.「これが腎臓、これが大動脈で、これもOK、大静脈もOK,これが副腎で・・・」

えらく丁寧な説明なのね・・・と思いながらうなずく私。異常ありませんでした、だけでいいのに。。。

 

Dr.「これはナットクラッカー症候群と言って、血管を挟むような感じになるものなんだけど、まあこれも特に問題はないね」

〇〇症候群とかって、いろいろあるのねーなどと呑気にうなずく私。

そして・・・

Dr.「ここにねー、小さい腫瘍があります。」

 

「え?腫瘍???」

 

 そりゃぁ、声も大きくなりますよ。腎臓に腫瘍でしょ?ええええー?

Dr.「まあ良性だと思いますけどね。」

私は思わず、その言葉にすがり「良性なんだー」と胸をなでおろし、再び関節痛を訴えることにしました。これはマジで痛いのよ。QOL落ちてますから。

そう言いながらも私の頭の半分はフル回転。

 

私の乏しく貧しい知識の中では、腎臓に腫瘍ってやばかったはず。

尿潜血で再検査→顕微鏡的血尿→CT→腎臓に腫瘍発見

 がん保険の給付のお手伝いの中でこのストーリーを聞いたら、答えは悪性腫瘍としか思えない。しかもそれは早期発見とは言えないかも。

自覚症状・尿潜血なしの健康診断腹部エコーで影があるから再検査して腫瘍発見!なら・・・早期発見だろうけれども。

 

でもでも!

Dr.は良性だと思うって言ったんだから、良性なんでしょう。良性に間違いないはず。

 

良性だと思う根拠は何なのか、聞いてみたい気もしたけれど、丁寧に画像の説明をしてもらった後で、さらに突っ込んで聞くのも失礼かと思い・・・。大きさとか腫瘍の状態とかいろいろ聞けばよかった、と今になって思いますが、聞いたからと言って何が変わるわけでもないんですけどね・・・。

 

Dr.「関節痛は更年期だと思うけど、血液検査はしておきましょう、プラセンタ注射をしましょうね。」

 

・・・せんせー!実は私、シェーグレン症候群じゃないかなって思い当たる節(目や鼻の乾燥などなど)があるんだけど、と思いながらもやっぱり言い出せず。

まあ血液検査の結果で何かわかるでしょ。と採血と注射を我慢した後、無罪放免かと思いきや。

 

看護師さん「来週の水曜日か木曜日か、これます?」

(プラセンタ注射は週一って言ってたから、それかな?)

私「水曜日は約束があるから、そのあとか、木曜も来れます、どっちかで来ますね」

看護師さん「いやいや、検査の予約だからね、先生が来るから時間の予約しないと!」

私「え?だって先生がさっき腫瘍は良性だって・・・・」

 

沈黙・・・・・・・・・・・

 

私「・・・あ、そしたら木曜日で。」

(えーーーー?良性だって言ったじゃん、まだ検査必要なのーー?) 

 

看護師さん「午後の3時半に予約入れておきますね。お昼ご飯を食べずに来てください」

 

受付で1万円を超える支払いを済ませ、沸き上がる疑問を押さえつけるために

「良性」

というドクターの言葉を思い出して邪念封印!車を運転して自宅へ戻りました。

 

 

想像に難くないと思いますが、そのあと、私はネットで「腎臓 腫瘍 良性の確率」などで検索しまくりました。

 

腎臓の腫瘍で良性のモノと言えば「腎嚢胞」ですが

嚢胞だったら、嚢胞と言うでしょう?

うちの夫にも腎嚢胞がありますが、腫瘍とは言われていないし、お客さまの健康診断も数多く拝見してきましたが、腎嚢胞は腎嚢胞、と書かれています。

あんな最新式みたいなきれいな画像のCTなら嚢胞はすぐに診断できるはずじゃないだろーか。

CTの画像を見た限りでは、正直なところ、何が腫瘍なのか、私には良く分かりませんでした。

ただ、ドクターが示した腫瘍がある場所は、腎臓の内部のように見えました。

 

ネットを検索すると、出てくる出てくる「腎臓の腫瘍は多くが悪性」という予想通りの記事がわんさか。

 

腎臓にできる腫瘍の大半は悪性で腎がんと呼ばれます。

腎腫瘍 | 秋田大学大学院医学系研究科 腎泌尿器科学講座

 

や、やっぱり・・・そ、そうなのね・・・。

 

腎腫瘍
じんしゅよう

 
腎臓の実質細胞から発生する腎細胞癌(がん)で、90%が悪性である。

腎腫瘍(じんしゅよう)とは - コトバンク

 

大半って90%もあるのね、あちこちのサイトに90%と書いてあるところも多い・・。 

(…途中自粛)

いやぁ参りました。あれこれ調べて怖くなったけど、あれこれ調べて何か変わるわけでもないし。

 

要するに・・・

90%が悪性だと言われるような「腎臓の腫瘍」が見つかって、それが良性だったら

超ラッキー!

ということでしょう。

 

そして、がんではない方がいいに決まっているわけですし。

そもそも、手術とか怖いし。ヤメテクレー!

ていうか、ご飯食べてないんだから、あのまま検査してくれたらよかったのにー!あ、どっかから専門の先生が来るのかな、画像診断専門のドクター?え?そんな人に見て貰わないといけないような状態なのー???で、結局、どっちの腎臓に腫瘍があるんだっけ?確か向かって右側だったよね。なんか最初に「私から見たら右が・・・」とか良く分からないようなことを言っていたけどあれはどういう意味だったんだろ?同じ画像を同じ方向から見ているんだからお腹側があっちなら向かって右は右なんじゃないの?画像だから反転しているの?いやーんわからん!

 

結論

良く分からないので、次の検査まで考えるのをやめます。

心配しても仕方がないし

自分の努力で治せるものでもないし

 

給付金のお手伝いをしていた時にも感じたけど、この、診断が出るまでの期間が一番「心配・不安」で居ても立っても居られないのよね。

まぁ、仕方がない。運を天に任せて美味しいものでも食べることにします。

来週、良性だったという報告が出来ますように。

 

自己流トレーニングは限界!夫婦でスポーツジムへ

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【現状把握】自己流ではなかなか効果が出ない・・・

夫の状況

慢性骨髄性白血病で投薬治療中の夫は、7年ほど前に、胸が苦しいと言って検査入院して狭心症と診断され、そのまま手術となり、何と、4か所にステントが入っています。

急性心筋梗塞になる寸前だったね、命拾いをしたね」と、ドクターに言われました。そして、良かった良かったと喜んでくださいました。

ところが、その時にお世話をしてくれた看護師さんは「彼、痛い目を見てないからきっと性根が入らないわね」と渋い顔で言いながら、家庭での注意事項を説明してくれました。

おっしゃる通り。彼は性根が入らなかったようで、美味しいものは食べたいし、お酒も飲みたい。

以前よりも、食べ物に気を付けるようになったものの、好きなものは美味しいモノ、身体に悪そうなメニューを好むことに変わりはありません。

それでも心掛けて量を減らしているようではありますが。体重はそのころよりも少し減少したものの、ここ数年来は現状維持。165cm、80kg超の肥満体型。

先日の健康診断では、いわゆるリンゴ型のお腹が上にせりあがってきており、肺や心臓を圧迫し始めていると言われたとのこと。

 

「まぁ今すぐどうこうって言うことではないらしいんだけど・・・」

 

夫が控えめな表現をしていることは何となく、分かりました。きっとこのままだと・・・というようなことを言われたのでしょう。

最近は、ゴルフの打ちっぱなしに行くことも増え、外出時も歩く距離を増やし、階段を利用するなどしていますが、正直なところ焼け石に水のように見えます。

慢性骨髄性白血病、糖尿病、狭心症、尿管結石・・・。

健康な人よりも注意が必要な体であることは、間違いないはずです。

仕事から帰るのは夜21時過ぎになることも多く、晩ご飯を食べてテレビを観てお風呂に入って、またテレビをだらだら見ながら寝る、という生活を改善する必要、ありそうだと思っていたところでした。

 

妻の状況

妻は特に大きな病気を抱えているわけではありません。

実は私は太りやすく痩せやすい?不思議な体型で、ダイエットなどではなく体重の増減が数年周期で起こります。

特に生活に変化はなくても、数か月でどんどん太り、1年~数年経過すると、突然「痩せスイッチ」が入って数か月でどんどん痩せます。数年経過すると、数か月でどんどん太り・・・という繰り返しです。

今は太る時期のようで、1年前に来ていたスーツを着ることが出来ないくらい・・・

本音を言えば、太るスイッチが入らないようにしたいなぁと、思います。

 

【現状分析】美味しいモノが好きな、わたしたち。

私たち夫婦は、食べ物の嗜好が似ています。私は食べる量は比較的少ない(外食の一人前を多いと感じる)のですが、夫は1.5人前を平らげる人です。

最近は、外食を控えていますが、基本的に食べることが好きです。 

白米を雑穀米にしたり、サバ缶料理のレパートリーを増やしたり、野菜や果物の摂取量を意識したり、カロリーを計算するアプリを使ったりしています。

健康的な和食テイストな食事が続くと、それはそれでとても美味しいのですが、塩分過多になりがちなので、そこも気になります。

努力をしているのですが、リバウンドのような「焼肉食べたい」「焼き鳥食べたい」「甘いもの食べたい」衝動が、確かに起きるんですよねぇ。

その衝動の全てに従うわけではありませんが、やっぱりちょっとだけ、食べたりすることも、正直あります。これがイケないのかもしれないですね・・・。

発想の転換①】スイーツ王子は語る「食べた分、動けばいいんですよ」

 そんな時、夫婦で出かけた帰りの車の中で聞いていたラジオで、プリン愛を語るスイーツ王子の一言にふたりで歓声を上げました。

そんなに食べてもスリムですよね?体重管理はどうしているんですか?という問いかけに、彼はこういったのです。

 

「簡単ですよ、食べた分、動けばいいだけなんですから」

 

いやいや、私たちもね、いろいろ努力はしているんですよ。ウォーキングしたりスロージョギングしたり、打ちっぱなしに行ったり、食事管理をしたり(全てあまあまのゆるゆるですけど)

正直、その努力が、実はお腹を空かせて食欲増進させているだけかもしれない、という気もしないでもないわけなのですが。

 

スイーツ王子は続けて「僕の場合、自己流ではダメだということを実感しました。実は80kgを超えた時からジムに通ってトレーナーのサポートを受けて20kg落としたんです。」といいました。ラジオだから分からないけど、きっと笑顔だったことでしょう。

発想の転換②】自己流では効果が出ない&けがの可能性も

 その次の日曜日の朝、健康番組で自己流のトレーニングではなかなか結果が出ない、それどころかけがの可能性もあるということで、正しいトレーニングの仕方が紹介されていました。

それを見ていた夫が、ジムもいいかなぁ、と呟いたのです。

自己流トレーニング派(要するに経費を掛けない)の私ですが、これはふたりにとってチャンスだと思いました。そして周辺のジムを探すことにしました。

 

【方向転換】私たちにとって通いやすいジムを探そう!

私たちにとって通いやすいジムとはどういうところか、と考えました。実は私、10年ほど前にジムに入会したものの、仕事が忙しくなってしまって、ほとんど通わなかったという、暗い過去があるのです。

  • 職場或いは自宅に近い
  • ふたりで通うので、経済的な負担が大きすぎない
  • 生活のリズムに合う営業時間であること

 その条件を満たすジムはふたつ。職場に近い、大きな病院内にあるジムと、自宅に近いジム。

いつ、どうやって通うのか、と考えると、仕事が休みの時に通うならどちらでも良いのですが、夫の仕事がある日に通うと考えると、晩ご飯を食べた後に、軽く1時間くらい汗を流すのに都合が良い方が、通いやすいのではないか、と考えました。

自宅に近いジムは、調べてみると夫がやりたいと言っていたプールでのプログラムもありました。

夜間も12時までの営業なので、夕食の後に1時間程度運動をして、お風呂に入って帰宅するというようなことも可能です。自宅から近いので、移動時間も大してかかりません。

ネットで調べると、会費も比較的リーズナブルで入会金無料キャンペーン中。さらにペア割引もある!ということで、さっそく見学に行き、そのまま入会手続きを済ませて来ました。

 

【初回トレーニングを終えて】

そして昨日、初回のトレーニングにふたりで出かけて来ました。

平日の午後の時間帯だったのですが、トレーニングしている人の多さにびっくりしました。河川敷を歩く人が少ないはずです。

私もこれから寒くなると、ウォーキングの頻度も減りそうでしたし、冷たい風に当たると気管支喘息のようになって咳が出るのも困るので、ジムでのトレーニングの方が安心だと感じます。

 

【それぞれの目標】

トレーナーに「運動の目標を一つか二つ」と言われ、夫は迷わず「お腹を引き締めたい」と答えました。脱!プーさん、というわけです。

私は「手持ちのスーツをスッキリと着れる体型に戻りたい」というのが目標です。

 

これから冬を迎えます。水道水が冷たくなり、ガス代が高くなります。ジムでお風呂に入って帰宅するなら、この水道代やガス代が少々浮くことになるでしょう。

また、夫の糖尿病の数値が安定し、体重も減らせたならば、現在服用中の糖尿病の薬を飲まなくても良くなるかもしれません。

そう考えると、このジムの会費は「経費」というよりも、夫への「投資」と考えても良いかもしれません。(と、本人も言っていました)

どうせお金を払うなら、薬代よりも健康維持費に使いたい。スタートの時点では、薬代も健康維持費も両方必要ですが、来年の今頃は薬代がなくなっていたら、こんなに嬉しいことはないですね。

夫は1年で10kgの減量をしたいそうです。私は半年で5kgの減量が目標です。

 

 

行列のできる法律相談所の菊池弁護士、宮崎市で講演

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2018年11月3日、「行列のできる法律相談所」で有名な菊田幸夫弁護士が宮崎市のFPフォーラムで講演した。

菊池弁護士は、「世の中にはうまい話はない」と、事例を交え、さまざまな体験談を語った。

100名を超える聴衆は、表情豊かな語りに引き込まれ、あちこちで笑いも湧き起こった。

 

国選弁護も引き受けている菊池弁護士は、昨今増加しているオレオレ詐欺の被告人の手口を体験談を交えて紹介した。

オレオレ詐欺とは、電話やハガキなど文書にて相手を身内になりすまし、金銭の振込や手渡しにて金銭を騙し取る特殊詐欺の一種である。

幾多もの話法のパターンが用意され、徐々に身内と勘違いさせることもあり、誰でも騙されてしまう可能性がある。

菊池弁護士は、いくつかの事例を紹介し、オレオレ詐欺の首謀者グループの組織化や、受け子や出し子の低年齢化にも触れた。

菊池弁護士は、笑顔で話し終えてトレードマークの帽子を被り、会場を後にしました。

 

講演を聴き終えたファイナンシャルプランナーは、「誰もが騙される可能性があることを聞いて、息子が心配になったと話し、東京に住む息子としばらく連絡を取っていないので、今夜は連絡をして話をしてみたい」と語った。

「騙そうとする悪意から家族を守るためには、2カ所に相談をすること、というお話が心に残った」と語る人もいた。

 

講演会の後は、住宅ローンや教育資金、子供向けのセミナーが行われ、大盛況だった。

 

★★★

 

夫は仕事だったので、お友達と参加して来ました。ライター講座を受けたので、練習に記事風に書いてみました(^^)

 

 

慢性骨髄性白血病と「お酒」ーある患者の妻の思い

お酒は控えてください、とドクター

実は、発症当時担当医から禁酒を言い渡されてノンアルコールビールで頑張っていた夫ですが、肝機能の数値が発症前よりも良くなったことに気を良くしたのか

 

だんだんと、お酒に手を出すようになり・・・

 

セカンドオピニオンとして、佐賀大学医学部附属病院のK先生に診てもらった時にお酒の話となりこんなことも言われまして。

 

「いやね、現実問題として禁酒って言うのはストレスなわけですよ。僕は、適度な飲酒ならいいと思いますよ、まぁ担当医には内緒ですよ(笑)」

 

夫はこの言葉に背中を押されて(?)赤ワインならポリフェノールが豊富だから呑み過ぎなければ身体によい、などという持論を唱え始め、現在に至っております。

肝機能の数値は、実のところ今までになく良好で、正常範囲内。夫はニヤリ。

 

以前に比べて、確かに酒量は減っている

家で飲むお酒の量も、外へ飲みに行く頻度も、確かに減っています。

最近はビールを飲む量が減り、赤ワインを飲む量が増えています。確かに若いころのように一晩でワインを1本、夫がひとりで空けてしまうなんて言うことはなくなりました。

 

多分、夫が禁酒を続けていると思っている主治医・・・

最近、私は夫について病院へ行かないようにしているのですが、その理由の一つに、夫が「飲んでません」などという、罪のない(?)嘘をつくのを見たり聞いたりしたくないというのもあります。

妻としては、かたくなに禁酒をして機嫌が悪くなったり(私がちょっとお酒を飲むのも躊躇われるような雰囲気になったり)するのも、ストレスが溜まるなあと思うので、いまのところ(本当は良くないかもしれないけれど)見逃してやるか・・・という気持ちです。

 

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 しかしながら、1杯目のビールは、旨いよねぇ♬