2017年12月感染性胃腸炎に罹患した夫。
寒くなって乾燥しているせいなのか
指先の皮膚障害がまたぶり返し
絆創膏で保護した上から指手袋をして
白い手袋にマスクに眼鏡。
怪しすぎる風貌
という生活に逆戻りの夫。
それでも好きなダイビングには出かけて行き。
頭皮のタダレもあるのに、大丈夫なの?
と心配する嫁のキモチなどお構いなし(笑)
帰ってきたら
「頭が一番沁みたわー」と。
そりゃあね、海と言えば海水ですよ、あなた。
シミルに決まってますわね。
透明度も良く、楽しかったそうです。
うちの夫は
「自分の好きなことがやりたい」人です。
病気が進行しても、きっと
「自分の好きなことはやりたい」気持ちを持つことでしょう。
私は、それを出来るだけ叶えてあげたい。
嫁の本音を一応ここに記しておきます(笑)
(無理なことは今のうちに楽しんでおいていいよ)
(あ、でも病気がこのまま安定していたら、やりたい放題だよね)
(私だっていろいろやりたいのに、これは形勢が不利だなぁ)
(やりたいことをやるために病気を免罪符にされたら、困るー)
(でも、先のことは分からないから、あんまりケチなこと言うとカッコ悪いな)
(まぁ、度を越さないように、一応、牽制球だけ投げておくか)
家族もイロイロ大変です。
これで私が病気になったら目も当てられません。よね。
さて。
こんな毎日新聞の記事を読みました。
白川医師が緩和ケアで担当した患者の例なども紹介。余命1週間程度だった女性患者が自宅での入浴を望んだため、各方面に働きかけて6時間だけの帰宅を実現させたことを話し、「こんな願いに協力するのも緩和ケア」と、医療以外のケアもがん患者は必要としていることも教えた。最後に白川医師は「患者に『痛いの?』と尋ねて寄り添うことも緩和ケア。経験も資格もいらないから、ぜひやってみて」と語りかけた。 https://mainichi.jp/articles/20171213/ddl/k09/100/201000c
「自宅でお風呂に入りたい」という願いを叶えること。
これは素晴らしいことだ。
患者さんも喜んだことでしょう。
家族もうれしかったに違いない。
そして、尽力した方々にも
患者さんの願いを叶えることが出来たという「勲章」が
キラリと胸に光る記憶になったに違いありません。
このような願いがスムーズにかなえてあげられるような
そんな世の中になってほしい、と私は思う。
そして。
私が夫の願いを叶えてあげたいと思うように
大切な家族の願いをかなえてあげたいと願う
たくさんの「がん患者の家族」の願いや希望を
カタチにしてあげるための仕組みって作れないものだろうか。
そんなことを考える今日この頃なのであります。
明日は仕事へ行く、と言い張る夫。
仕事で使うタブレットもあるし
会社の専用携帯もあるんだし
夫の場合には
リモートワークが出来る環境が
整っているように見えるのだけど
まだまだ会社へ行かなければ仕事にならない。
働き方改革というコトバはもう、
耳に馴染んで久しいけれど
私たちの働き方は、
いったい、いつ、どんな風に
変わるのでしょうか、ね。