まさかの「慢性骨髄性白血病」夫を支える妻blog

がん罹患者の家族のblogです。

2019年、まさかの夫婦でがん闘病の危機勃発?(追記)ではありませんでした!

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家族3人大吉を引く2019年

(追記)2019年1月18日

腎臓の腫瘍は、CT画像の読影報告書によると、「指摘できません」とあり、杞憂であったようです(良かった!)

しかしながら、ドクターも想像しなかった指摘があったりで、ビックリです。

2018年は腹部エコーなどのない、簡易な健康診断で済ませてしまいましたが、50歳を過ぎたら自覚症状のないがんのリスクもあることを考え、少々の出費を厭わずに健康管理をしていかなくちゃ!と思った次第です♪お騒がせいたしました(^▽^)/


夫はすこぶる順調

慢性骨髄性白血病と共に生きる夫は、すこぶる順調です。

昨年の冬は、グリベックの副作用による手足の皮膚障害に悩まされましたが

今年は手荒れ程度です。

 

肝機能の数値も標準値で、「いまだかつてない」健康的な検査結果を持ち帰ってきます。

グリベックは相変わらず、成人の標準投与量の半分である2錠で継続中。

一時期3錠に増やしましたが、数値に異常が出てすぐに2錠に戻り、そのままです。

主治医はいまでも夫が禁酒していると思っているそうですが、深酒はしないようになりましたが、美味しくワインを飲んだりしてますね・・・。

もちろん、検査結果が悪くなれば自粛するのでしょうけど・・・。

 

妻に異常が発見されたという「まさか」

実は、私は体調がすぐれず。

夏ごろから自覚し始めた手のこわばりから、スポーツジムへ通ってひざを痛めた(12月半ば)ころから加速度的に関節痛が始まりました。

健康診断で尿潜血があり、3か月後の再検査を指示されていたこともあり、関節痛も酷いので、今日こそ今日こそと思いながら、なぜか病院に足が向かなかったのです。

その日、お昼前に夫から電話が。

 

夫「病院行った?痛い痛いって言っているんだから、今日は病院へ行きなさい!」

 

仕方なく、私は近所の「腎泌尿器科」へ行きました。

健康診断で尿潜血があり、再検査となっていることを受付で話して、関節痛についても相談したいと言いました。

診察に呼ばれると、今回も顕微鏡的血尿。Dr.からアレコレ質問ののちに

 

「念のためCT撮りましょう」

 

と言われ、内心驚きながら・・・検査室へ。

 

(妻の心の声)

えーーー?尿潜血くらいでCT撮る必要ってある?お金かかるーーー!

 

お財布にお金を入れてきてよかったと胸をなでおろしながら、CT撮影。

ガシャンガシャンガシャン!

終わるとすぐに横のモニター室へ呼ばれてドクターの解説。

 

ココは初めて診察へ来た病院。腎泌尿器科内科クリニックです。

尿潜血の再検査は自分の中ではオマケで、辛い関節痛を何とかしたくての受診でした。

思わぬ展開で、私の腹部のCT画像が連続写真としてモニターに映し出され・・・

 

Dr.「これが腎臓、これが大動脈で、これもOK、大静脈もOK,これが副腎で・・・」

えらく丁寧な説明なのね・・・と思いながらうなずく私。異常ありませんでした、だけでいいのに。。。

 

Dr.「これはナットクラッカー症候群と言って、血管を挟むような感じになるものなんだけど、まあこれも特に問題はないね」

〇〇症候群とかって、いろいろあるのねーなどと呑気にうなずく私。

そして・・・

Dr.「ここにねー、小さい腫瘍があります。」

 

「え?腫瘍???」

 

 そりゃぁ、声も大きくなりますよ。腎臓に腫瘍でしょ?ええええー?

Dr.「まあ良性だと思いますけどね。」

私は思わず、その言葉にすがり「良性なんだー」と胸をなでおろし、再び関節痛を訴えることにしました。これはマジで痛いのよ。QOL落ちてますから。

そう言いながらも私の頭の半分はフル回転。

 

私の乏しく貧しい知識の中では、腎臓に腫瘍ってやばかったはず。

尿潜血で再検査→顕微鏡的血尿→CT→腎臓に腫瘍発見

 がん保険の給付のお手伝いの中でこのストーリーを聞いたら、答えは悪性腫瘍としか思えない。しかもそれは早期発見とは言えないかも。

自覚症状・尿潜血なしの健康診断腹部エコーで影があるから再検査して腫瘍発見!なら・・・早期発見だろうけれども。

 

でもでも!

Dr.は良性だと思うって言ったんだから、良性なんでしょう。良性に間違いないはず。

 

良性だと思う根拠は何なのか、聞いてみたい気もしたけれど、丁寧に画像の説明をしてもらった後で、さらに突っ込んで聞くのも失礼かと思い・・・。大きさとか腫瘍の状態とかいろいろ聞けばよかった、と今になって思いますが、聞いたからと言って何が変わるわけでもないんですけどね・・・。

 

Dr.「関節痛は更年期だと思うけど、血液検査はしておきましょう、プラセンタ注射をしましょうね。」

 

・・・せんせー!実は私、シェーグレン症候群じゃないかなって思い当たる節(目や鼻の乾燥などなど)があるんだけど、と思いながらもやっぱり言い出せず。

まあ血液検査の結果で何かわかるでしょ。と採血と注射を我慢した後、無罪放免かと思いきや。

 

看護師さん「来週の水曜日か木曜日か、これます?」

(プラセンタ注射は週一って言ってたから、それかな?)

私「水曜日は約束があるから、そのあとか、木曜も来れます、どっちかで来ますね」

看護師さん「いやいや、検査の予約だからね、先生が来るから時間の予約しないと!」

私「え?だって先生がさっき腫瘍は良性だって・・・・」

 

沈黙・・・・・・・・・・・

 

私「・・・あ、そしたら木曜日で。」

(えーーーー?良性だって言ったじゃん、まだ検査必要なのーー?) 

 

看護師さん「午後の3時半に予約入れておきますね。お昼ご飯を食べずに来てください」

 

受付で1万円を超える支払いを済ませ、沸き上がる疑問を押さえつけるために

「良性」

というドクターの言葉を思い出して邪念封印!車を運転して自宅へ戻りました。

 

 

想像に難くないと思いますが、そのあと、私はネットで「腎臓 腫瘍 良性の確率」などで検索しまくりました。

 

腎臓の腫瘍で良性のモノと言えば「腎嚢胞」ですが

嚢胞だったら、嚢胞と言うでしょう?

うちの夫にも腎嚢胞がありますが、腫瘍とは言われていないし、お客さまの健康診断も数多く拝見してきましたが、腎嚢胞は腎嚢胞、と書かれています。

あんな最新式みたいなきれいな画像のCTなら嚢胞はすぐに診断できるはずじゃないだろーか。

CTの画像を見た限りでは、正直なところ、何が腫瘍なのか、私には良く分かりませんでした。

ただ、ドクターが示した腫瘍がある場所は、腎臓の内部のように見えました。

 

ネットを検索すると、出てくる出てくる「腎臓の腫瘍は多くが悪性」という予想通りの記事がわんさか。

 

腎臓にできる腫瘍の大半は悪性で腎がんと呼ばれます。

腎腫瘍 | 秋田大学大学院医学系研究科 腎泌尿器科学講座

 

や、やっぱり・・・そ、そうなのね・・・。

 

腎腫瘍
じんしゅよう

 
腎臓の実質細胞から発生する腎細胞癌(がん)で、90%が悪性である。

腎腫瘍(じんしゅよう)とは - コトバンク

 

大半って90%もあるのね、あちこちのサイトに90%と書いてあるところも多い・・。 

(…途中自粛)

いやぁ参りました。あれこれ調べて怖くなったけど、あれこれ調べて何か変わるわけでもないし。

 

要するに・・・

90%が悪性だと言われるような「腎臓の腫瘍」が見つかって、それが良性だったら

超ラッキー!

ということでしょう。

 

そして、がんではない方がいいに決まっているわけですし。

そもそも、手術とか怖いし。ヤメテクレー!

ていうか、ご飯食べてないんだから、あのまま検査してくれたらよかったのにー!あ、どっかから専門の先生が来るのかな、画像診断専門のドクター?え?そんな人に見て貰わないといけないような状態なのー???で、結局、どっちの腎臓に腫瘍があるんだっけ?確か向かって右側だったよね。なんか最初に「私から見たら右が・・・」とか良く分からないようなことを言っていたけどあれはどういう意味だったんだろ?同じ画像を同じ方向から見ているんだからお腹側があっちなら向かって右は右なんじゃないの?画像だから反転しているの?いやーんわからん!

 

結論

良く分からないので、次の検査まで考えるのをやめます。

心配しても仕方がないし

自分の努力で治せるものでもないし

 

給付金のお手伝いをしていた時にも感じたけど、この、診断が出るまでの期間が一番「心配・不安」で居ても立っても居られないのよね。

まぁ、仕方がない。運を天に任せて美味しいものでも食べることにします。

来週、良性だったという報告が出来ますように。