まさかの「慢性骨髄性白血病」夫を支える妻blog

がん罹患者の家族のblogです。

自己流トレーニングは限界!夫婦でスポーツジムへ

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【現状把握】自己流ではなかなか効果が出ない・・・

夫の状況

慢性骨髄性白血病で投薬治療中の夫は、7年ほど前に、胸が苦しいと言って検査入院して狭心症と診断され、そのまま手術となり、何と、4か所にステントが入っています。

急性心筋梗塞になる寸前だったね、命拾いをしたね」と、ドクターに言われました。そして、良かった良かったと喜んでくださいました。

ところが、その時にお世話をしてくれた看護師さんは「彼、痛い目を見てないからきっと性根が入らないわね」と渋い顔で言いながら、家庭での注意事項を説明してくれました。

おっしゃる通り。彼は性根が入らなかったようで、美味しいものは食べたいし、お酒も飲みたい。

以前よりも、食べ物に気を付けるようになったものの、好きなものは美味しいモノ、身体に悪そうなメニューを好むことに変わりはありません。

それでも心掛けて量を減らしているようではありますが。体重はそのころよりも少し減少したものの、ここ数年来は現状維持。165cm、80kg超の肥満体型。

先日の健康診断では、いわゆるリンゴ型のお腹が上にせりあがってきており、肺や心臓を圧迫し始めていると言われたとのこと。

 

「まぁ今すぐどうこうって言うことではないらしいんだけど・・・」

 

夫が控えめな表現をしていることは何となく、分かりました。きっとこのままだと・・・というようなことを言われたのでしょう。

最近は、ゴルフの打ちっぱなしに行くことも増え、外出時も歩く距離を増やし、階段を利用するなどしていますが、正直なところ焼け石に水のように見えます。

慢性骨髄性白血病、糖尿病、狭心症、尿管結石・・・。

健康な人よりも注意が必要な体であることは、間違いないはずです。

仕事から帰るのは夜21時過ぎになることも多く、晩ご飯を食べてテレビを観てお風呂に入って、またテレビをだらだら見ながら寝る、という生活を改善する必要、ありそうだと思っていたところでした。

 

妻の状況

妻は特に大きな病気を抱えているわけではありません。

実は私は太りやすく痩せやすい?不思議な体型で、ダイエットなどではなく体重の増減が数年周期で起こります。

特に生活に変化はなくても、数か月でどんどん太り、1年~数年経過すると、突然「痩せスイッチ」が入って数か月でどんどん痩せます。数年経過すると、数か月でどんどん太り・・・という繰り返しです。

今は太る時期のようで、1年前に来ていたスーツを着ることが出来ないくらい・・・

本音を言えば、太るスイッチが入らないようにしたいなぁと、思います。

 

【現状分析】美味しいモノが好きな、わたしたち。

私たち夫婦は、食べ物の嗜好が似ています。私は食べる量は比較的少ない(外食の一人前を多いと感じる)のですが、夫は1.5人前を平らげる人です。

最近は、外食を控えていますが、基本的に食べることが好きです。 

白米を雑穀米にしたり、サバ缶料理のレパートリーを増やしたり、野菜や果物の摂取量を意識したり、カロリーを計算するアプリを使ったりしています。

健康的な和食テイストな食事が続くと、それはそれでとても美味しいのですが、塩分過多になりがちなので、そこも気になります。

努力をしているのですが、リバウンドのような「焼肉食べたい」「焼き鳥食べたい」「甘いもの食べたい」衝動が、確かに起きるんですよねぇ。

その衝動の全てに従うわけではありませんが、やっぱりちょっとだけ、食べたりすることも、正直あります。これがイケないのかもしれないですね・・・。

発想の転換①】スイーツ王子は語る「食べた分、動けばいいんですよ」

 そんな時、夫婦で出かけた帰りの車の中で聞いていたラジオで、プリン愛を語るスイーツ王子の一言にふたりで歓声を上げました。

そんなに食べてもスリムですよね?体重管理はどうしているんですか?という問いかけに、彼はこういったのです。

 

「簡単ですよ、食べた分、動けばいいだけなんですから」

 

いやいや、私たちもね、いろいろ努力はしているんですよ。ウォーキングしたりスロージョギングしたり、打ちっぱなしに行ったり、食事管理をしたり(全てあまあまのゆるゆるですけど)

正直、その努力が、実はお腹を空かせて食欲増進させているだけかもしれない、という気もしないでもないわけなのですが。

 

スイーツ王子は続けて「僕の場合、自己流ではダメだということを実感しました。実は80kgを超えた時からジムに通ってトレーナーのサポートを受けて20kg落としたんです。」といいました。ラジオだから分からないけど、きっと笑顔だったことでしょう。

発想の転換②】自己流では効果が出ない&けがの可能性も

 その次の日曜日の朝、健康番組で自己流のトレーニングではなかなか結果が出ない、それどころかけがの可能性もあるということで、正しいトレーニングの仕方が紹介されていました。

それを見ていた夫が、ジムもいいかなぁ、と呟いたのです。

自己流トレーニング派(要するに経費を掛けない)の私ですが、これはふたりにとってチャンスだと思いました。そして周辺のジムを探すことにしました。

 

【方向転換】私たちにとって通いやすいジムを探そう!

私たちにとって通いやすいジムとはどういうところか、と考えました。実は私、10年ほど前にジムに入会したものの、仕事が忙しくなってしまって、ほとんど通わなかったという、暗い過去があるのです。

  • 職場或いは自宅に近い
  • ふたりで通うので、経済的な負担が大きすぎない
  • 生活のリズムに合う営業時間であること

 その条件を満たすジムはふたつ。職場に近い、大きな病院内にあるジムと、自宅に近いジム。

いつ、どうやって通うのか、と考えると、仕事が休みの時に通うならどちらでも良いのですが、夫の仕事がある日に通うと考えると、晩ご飯を食べた後に、軽く1時間くらい汗を流すのに都合が良い方が、通いやすいのではないか、と考えました。

自宅に近いジムは、調べてみると夫がやりたいと言っていたプールでのプログラムもありました。

夜間も12時までの営業なので、夕食の後に1時間程度運動をして、お風呂に入って帰宅するというようなことも可能です。自宅から近いので、移動時間も大してかかりません。

ネットで調べると、会費も比較的リーズナブルで入会金無料キャンペーン中。さらにペア割引もある!ということで、さっそく見学に行き、そのまま入会手続きを済ませて来ました。

 

【初回トレーニングを終えて】

そして昨日、初回のトレーニングにふたりで出かけて来ました。

平日の午後の時間帯だったのですが、トレーニングしている人の多さにびっくりしました。河川敷を歩く人が少ないはずです。

私もこれから寒くなると、ウォーキングの頻度も減りそうでしたし、冷たい風に当たると気管支喘息のようになって咳が出るのも困るので、ジムでのトレーニングの方が安心だと感じます。

 

【それぞれの目標】

トレーナーに「運動の目標を一つか二つ」と言われ、夫は迷わず「お腹を引き締めたい」と答えました。脱!プーさん、というわけです。

私は「手持ちのスーツをスッキリと着れる体型に戻りたい」というのが目標です。

 

これから冬を迎えます。水道水が冷たくなり、ガス代が高くなります。ジムでお風呂に入って帰宅するなら、この水道代やガス代が少々浮くことになるでしょう。

また、夫の糖尿病の数値が安定し、体重も減らせたならば、現在服用中の糖尿病の薬を飲まなくても良くなるかもしれません。

そう考えると、このジムの会費は「経費」というよりも、夫への「投資」と考えても良いかもしれません。(と、本人も言っていました)

どうせお金を払うなら、薬代よりも健康維持費に使いたい。スタートの時点では、薬代も健康維持費も両方必要ですが、来年の今頃は薬代がなくなっていたら、こんなに嬉しいことはないですね。

夫は1年で10kgの減量をしたいそうです。私は半年で5kgの減量が目標です。