まさかの「慢性骨髄性白血病」

慢性骨髄性白血病の夫を見守る妻のブログ

がん罹患者の妻、ライフプランと仕事を考える

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有名なドクターの診察を受けてきました。

 

実は、夫の担当医の勧めで、担当医が相談をしているという有名なドクターへ紹介状をもらって診察を受けてきました。

私が慢性骨髄性白血病について調べた時にK先生が病気について説明している動画をたくさん見て勉強したので、患者は私ではなく夫ですが、一緒にお話を伺いに行きました。

夫は、慢性骨髄性白血病で使う抗がん剤による副作用がQOL(クオリティオブライフ:生活の質)が落ちてしまう可能性が、比較的に高いため、担当医は非常に慎重で、通常成人なら4錠投与のお薬が1錠からスタートで2錠に増えて、副作用らしきものが出たらお薬を中断して・・・という経緯がありまして。

 

K先生は「もっと大胆に薬を使っていい」とおっしゃっていて、そのようなお手紙を書いてくださったのですが、昨日、夫がそのお手紙を持ってこちらの病院へ診察へ行くと、「慎重にやっていきましょう」とおっしゃったそうで。

夫は不満に感じているようなので、私も口では同調しているようなことを言っていますが、心の中では慎重なドクターに感謝です。

 

「お酒を飲まないで」「日焼けも避けて」「筋肉を傷めるといけないので重いものは持たないで」「糖のコントロールのために食事も制限して」云々・・・

夫は随分と窮屈に感じているようです。

 

「こんなにあれこれと言われるとイヤになる」といいます。

 

気持ちは分かります。

今まで夫は割と我慢をせずに生きてきた、と思います。(私のおかげで・・・笑)

 

世の中の「夫」は、お小遣い制であることが多いと思いますが、夫は妻に「生活費」を渡すというやり方を貫いています。

彼は大抵のことは「自分の好きなように」してきました。

好きなサッカーチームの応援に行ったり、美味しいものを食べ歩いたり、洋服を買ったり、ダイビングへ行ったり。

 

私は夫が「好きなことをしてご機嫌」でいてくれるのが好きです。

にこにこしてお土産を買って帰ってきてくれたり、買い物へ行くと荷物を持ってくれたり、私が食べたいと言ったことを覚えていて連れて行ってくれたり。

 

夫が好きなことをするためには、体力と経済力が必要です。

病気の治療をすることで、体力や免疫力が落ちて、収入も減ってしまったら。彼から笑顔が消えてしまうかもしれない。私はそれが心配です。

私は夫の転勤で、自分の収入が三分の一になりましたが、その収入の減少によって価値観を落とす必要があり、それは辛い経験でした。夫の収入が減るとなると、影響はもっと大きくなるでしょうから、考えるだけでもぞっとします。

 

私のこれからの人生を考える

今すぐ、というわけではありませんが。

夫が「副作用が出ても薬を続ける必要がある」状態になったとき。私はいつも職場に「居る」ことが絶対である仕事は続けることが難しくなるかもしれません。

夫が介助が必要になれば、私は夫の傍に居たい。

ただ、この病気はどんどん薬が開発されるおかげで「死なずに済む」病気になりました、と聞きました。ドクターにとっては死亡率が低くなることは素晴らしいことなのでしょう。私だってそれは本当にありがたいことだと思います。それを知ったときは本当に嬉しかったです。

ただ、その嬉しさの後に、じわじわとやってくるのが「ライフプランが狂ってしまう」という怖さです。

 

抗がん剤の負担に加えて、一家の大黒柱である夫の収入減。さらに息子の大学進学。

息子が大学を卒業したら、そのあとは「夫婦の老後資金準備のゴールデンタイム」のはずだったのに。貯蓄もままならないまま定年を迎えたら・・・これからどうなる?どうする?

 

イロイロもろもろ考えて。

 

とりあえず、何かしらの資格を、学びを。そう考えて、9月10日に個人情報保護士の試験を受けることにしました。ただいま絶賛勉強中。

個人情報保護士認定試験−財団法人 全日本情報学習振興協会

 

そして、健康管理もとっても大切よね、と実感しましたし。学びを深めよう、と、とある保険会社が推奨する検定も受けることにしました。

 

kenken.or.jp

 

そして、私と同じように「がん患者」を支える家族も「仕事」や「お金」の問題に向き合って不安な気持ちになったりするのだろうと・・・

私はずっと、生命保険の「給付金支払い」のお手伝いをする仕事をしてきました。病気で不安を抱えたお客さまに安心していただくために、迅速で丁寧で親切な仕事をするように心がけてきました。たくさんの方に喜んでいただきました。そのバロメーターとして、私は新しい契約をいただいていたのだと思っています。

「給付金手続き」のお手伝いも、たくさんしてきましたが、自分ががん罹患者の家族になったことで、給付金の受取りが終わった後のことや、がん罹患者の家族の働き方にも思いを寄せるようになりました。

世の中には、いろいろな助成もあるようですが、私は「自分で働いて収入を得る」ことが、「生きる喜び」や「存在価値」を感じることにつながるのだと考えます。

だから、私はキャリアコンサルタントの資格を取ろかと考えるに至りました。

www.jcda-careerex.org

 

仕事は確かに収入を得ることが大きな目的ですが、自分の生き方や考え方に大きな影響を与えるものです。私たちは仕事を通して世の中を見て、仕事を通して世の中から「見られて」います。

これからの生き方を考えることは「働き方」を考えることなのかもしれません。

前向きに。生きていこうと思います。