まさかの「慢性骨髄性白血病」夫を支える妻blog

がん罹患者の家族のblogです。

入院、そして退院。2017.6.1~2017.6.23

2017.6.1入院

夫は2017年6月1日に慢性骨髄白血病で初めての入院となりました。

入院してすぐに歯科の手術を受けることになりました。かかりつけの歯科の先生が「一本でも残しておきたい」と大切にしてくださっていた歯を抜き、その奥にある嚢胞を切除したのです。理由は「治療が進むと敗血症になって命の危険もあるから」だそうです。なんと恐ろしい。

術後、夫の顔は腫れあがり、可哀そうでしたが、リスみたいで、ちょっと可愛かった。

妻としては、このところのショックの連続で、歯科の手術ぐらいなんでもないぐらいの気分ではありました。

夫は糖尿病があり、さらに、狭心症でステントを4本も入れているという身体なので、血液が止まりにくくなるタイプの薬を飲んでいます。その影響からか、術後は血が止まりにくく、ちょっと大変でした。

 

6月5日より、グリベック服用開始。

普通なら4錠程度を服用するのですが、夫は持病があるので1錠からスタート、と説明されました。

 

妻としては1錠で効くのかしら?と不安になりましたが、もう、ドクターに任せるしかありませんから。

グリベック1錠を飲むだけなのかと思ったら、やれ尿酸値を抑える薬だの何だのとどっさりとお薬が出て、それを見ると「大きな病気になったのだな」と感じました。

夫はエネコン180という食事で(たぶん、エネルギーコントロール1800cal)病院食以外の食べ物を禁止され、それが苦痛な様子。

いろはすとかもダメかなあ?」と売店に行ってラベルを確認してみると、しっかりと糖分が含まれていることがわかり、飲むのを断念。

投薬による血糖値の変化を見るために、食事の前後に耳から血を採って検査をしているようで、時々、検査のために看護師さんが耳をつまむと以前の傷から血が噴き出してくるという、不思議な現象もあり(笑)ました。

6月6日は私の誕生日でしたが、軽くスルーされ(笑)

 

6月16日よりグリベック2錠に。

 特に副作用もなく、グリベックは2錠になりました。

肝臓や腎臓、血糖値や尿酸値など、自覚症状のない副作用もあるのですが、夫は特に変化なし。

副作用として頻度が高いと言われる皮膚症状なども出ずに、読書三昧の日々。いやいやウラヤマシイ。

 

私は出勤前に病院へ寄り、帰りも顔を見て帰るという毎日。正直なところ、体も心もクタクタ。

休日も、病院と自宅の往復です。食事制限があるのがちょっとかわいそうでした。

わたしはこっそり、コッテリなものも食べましたが、強制的に断酒になった夫に付き合って、私もお酒はがまん!しました。

 

夫はいつの間にか若い看護師さんとも仲良くなっていて、長い付き合いになるのかなぁ、と複雑な心境で眺めておりました。

 

通常、グリベックは4錠を処方されることが多いと聞きます。夫の場合は、既往症があるために、低用量から投薬スタートとなりました。

4錠を飲むようになれば、副作用も起きるのではないかと密かに心配しています。

 

グリベックを飲むようになって、夫はおならがよく出るようです。グリベックのせいなのか、他に処方されている薬のせいなのか、夫はあまり興味がないらしく、気にしていないとのこと。

 

隣に入院して来た若い男性が、同じく白血病で、体力をつけるようにと言われて家族が次から次へと美味しそうな差し入れを持って来ているのを横目で眺めながら、たいそう羨ましがっていました。

 

白血病といってもいろんな種類があり、基礎疾患のない若い方は、なんでも食べてよし!となるのでしょうが、糖尿病患者はそうはいきません。

今までたくさん美味しいものを食べたのですから、我慢も仕方ありませんよね。

 

うちの夫は、妻に何かをしてあげること、が好きな人です。

入院中は何もできないので、さぞかしツライ気持ちでいるのだろうと思い、毎日帰るときに売店に寄って、おやつのヨーグルトを買ってもらいました。毎日買って貰えば、毎日「ありがとう!」と言えます。

私は夫に何かをしてもらってありがとう!というのが好きです。県病院の売店は遅い時間まで開いているんです。遅い時間まで働いていただいているんですね。ありがたいことです。

 

うちの夫は少々、そっけないところがありまして、車で送ってくれた時など、バイバイしてもこっちを見ないタイプの人ですが、入院中は駐車場の出口で待っていてくれて、出庫する私に手を振って見送ってくれていました。普段しないその行動を見ると、胸がキュンとしました。いつもと違う精神状態なのだな、と。

 

毎日病院へお見舞いへ通うと、同じように洗濯物の袋を持って、同じような時間帯にすれ違うご家族に遭遇します。その背景にある不安や苦労を思うと、胸が痛くなります。病気と闘う患者さんはもちろん大変ですが、家族もまた、不安と闘っています。だからと言って話しかけたりするわけではありません。ただその場所に一緒に居るだけ、です。

給付金請求手続きのお手伝いをする仕事の中で、その苦悩を見聞きすることも多かったのですが、病院で、その家族の一人として病気に向き合う立場になってみると、感じ方もまた違ってきます。

そして私は同時進行で、病気による苦労の一部を解決できる「生命保険」を取り扱う仕事をしています。私には「出来ること」があり、使命感を強く刺激されました。

 

退院したのは6月23日。

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良く晴れた気持ちのいい日でした。

中庭が雑草がハビコリ放題だったので、二人で文句を言っていたのですが、入院中に草刈りされてサッパリときれいになっており、開放感で胸いっぱいで退院しました。

 入院中、梅雨の時期でしたが雨に降られて大変だったということもほぼなく。

これから長く続くであろう、通院生活。不安も大きいけれど、家族ひとつ屋根の下(マンションだからこの表現ってちょっと微妙だけど)仲良く暮らせる幸せをかみしめつつ病気と向き合っていこう、そんな気持ちで家路へと就いたのでした。

 

 

がん保険の給付金請求手続きを行う。2017/5/19金曜日

給付金請求手続き

 

私は現在、生命保険の乗合代理店のカウンターで仕事をしています。

夫が「慢性骨髄性白血病」の告知をされた日の翌日、私は保険会社のシステムで給付金の請求手続きをしました。

 

見慣れたシステムに、夫の名前や病名、入院予定日や医療機関などの項目を入力。

いつもの仕事なのですが、この作業が、けっこうツライ。かといって、同僚に頼む気にもなりません。

送信ボタンをクリックし、印刷された文書をいつものように提出書類と手元に残す書類を分けてファイルに入れます。いつもの作業ですが、気持ちが全く違います。

外回りの営業ならば、なんとなく出かけて継続訪問フォロー程度の仕事で一日をやりすごすところだけれど(夫の転勤で職場を変わったが、以前に勤めていた代理店では外回り営業をしていた)ショップ勤務の場合には、この場所から逃避行することは許されません。

 

夫のがん保険は平成22年に契約したもので、そのころに販売されていたがん保険は3つのコースからプランを選べるようになっていたのですが、私が夫のために選んだのは、一番多くの給付金を受け取れる、いわゆる保険料の高いプランでした。

 

もともと、夫はあまり保険が好きではなく、何度がん保険を勧めても首を縦に振らず、やっと説き伏せてサインをして貰ったのを覚えています。

その後、新しい保障をプラスするプラン(抗がん剤の特約を含むプラン)が出た時にも何度も申し込みをするように勧めたのですが「保険に入りすぎている」と言われ、契約はしてくれませんでした。私自身のプランは、許可を得る必要はないため、さっさと契約しましたけどね。

ごく最近にも、抗がん剤のみの保障が主契約となるプランへの申し込みも検討しましたが、夫はやはりうんと言いません。胃がんや大腸がんなどであれば診断給付金が5年間で300万円出るプランであれば事足りるであろうという気持ちもあり、そのままのがん保険を継続することになりました。

 

何かしらでお金の相談をすると、「じゃ、保険を整理すれば?」と言われ続けてきました。やめなくてよかった!本当にそう思います。

 

夫の場合、診断給付金は100万円。

入院給付金はがん保険から日額1万円が日数無制限で支払われる。診断確定日から1年後から5年後までの4回は生存していれば50万円を受け取れます。合計300万円。

 

あの頃のセールストークを思い出してみると・・・

 

がんと診断されて、まず100万円

最近では、入院が短くなり通院での治療が増えてきています。もしかすると高額な抗がん剤治療などを行うかもしれません。

そんな時にも、この保険でしたら生存を条件に2年目、3年目、4年目、5年目にそれぞれ50万円、合計300万円を受け取ることができます。治療費の負担が大きくなっても、この生存給付金をお役立ていただけます。入院しなくても、どんな治療を選択しても、まとまった一時金を5年間受け取れれば、安心ですよね。』

 

こんな感じだったでしょうか・・・。

実際には合計300万円のプランにお申込みいただいた方は本当に少数で、ほとんどの方が生存給付金が10万円のタイプ(合計140万円受取るプラン)でお手続きいただいたと記憶しています。

我が家はなぜ300万にしたのかというと・・・実際にそのくらい治療費がかかることは想定しておくべきだ、と思ったからです。そして、保険料を支払うのは私、でした。

もしも夫ががんになったら、困るのは私ですから、がん保険に入ってくれるならプランは私が選んだモノでいいよね、お金は私の給与天引きなんだから!そうやって印鑑をもらいました。

 

しかしながら、逆を言えばこの300万があったから、抗がん剤の保障を追加することについて二の足を踏んだともいえるかもしれません。

 

このプランだったから、「足りない」と思えなかった、とも言えるのです。皮肉なものですね。

 

慢性骨髄性白血病は、がんの中でも特殊で「一生涯、抗がん剤を飲み続けること」を治療の最初に言い渡されます。

夫はこの分子標的薬がどのくらいの薬価なのか、を知りませんでしたから、「ああそうですか」という感じでしたが、私は、年間50万~80万程度の借金を夫が治療を続ける限り背負うことになるのだ、とそう思いました。私の頭の中では、300万円じゃ全然足りないぞ、と後悔の鐘が鳴り響いてしまったのです。

そして、この病気の場合、入院をしない可能性もあるので、日数無制限の入院給付金が決して「安心」だと言えないことを実感しました。

 

夫が罹患した慢性骨髄性白血病は、完治を目指すのではなく、投薬管理によって進行を遅らせてコントロールする、という治療が行われる病気です。

夫の場合、持病との兼ね合いで選択されたお薬は、グリベック

確率でいえば10万人に一人程度が年間の罹患率という話です。まさか、と思いますよね、まさか、と思いますよ。まさか、ね。

 

セールストークでもよく使っていたんです。

 

白血病などの血液のがんの場合、分子標的薬を使うことで治療をしながら働く方も多くなっているんですよ。

働きながら治療を行う、というのはどういうことかというと、それは入院給付金は受け取れませんよ、ということです。ご用意されている保険、そんな時でも大丈夫ですか?

 

働きながら治療を行う、ということは、白血病に限ったことではありません。

乳がんなどの場合でも、通院しながら働いている人、たくさんいます。

これからの時代、通院治療でのリスク、特に、抗がん剤などの高額なお薬代の負担へのリスクにはしっかりと備えることが、ご自身の生活、家族の幸せを守るためには、とても大切なことなんです。

一般的に、がんの治療費は300万円から500万円ほど備えておくと安心だと言われていますが(データブック参照)最初に申し上げた白血病などでは一生涯の抗がん剤での治療が必要になる可能性もゼロではありませんから、抗がん剤の保障は特に、一生涯の保障をご準備なさると安心です。

 

そう言っていた私の夫には、抗がん剤の保障を準備していなかったって、なんてことでしょう。自己嫌悪と後悔が次から次へと襲ってきて、正直なところ、かなりへこたれております。

 

私たちが暮らすM市はいわゆる中核市で、40万人にちょっと足りないくらいの人口(2016年)なので、M市における慢性骨髄性白血病の年間罹患者は3~4人程度、でしょうか。

 

持病がある場合の投薬治療はどうなるのだろう。

分子標的薬は副作用が比較的少ないと言われています。だが、抗がん剤あることに違いはありません。。高血圧や糖尿病の薬のように、飲むだけで副作用を実感しない、というような薬とはちょっと違います。

 

私は、夫が薬の副作用で気分が悪くなったり、嘔吐したり、皮膚がカサカサになったり(ただでさえ乾燥肌なのに)味覚症状が出たり、というようなことになったらかわいそうだと思います。

彼は、街歩きとランチ、というデートが好き。いろいろなお店を調べて美味しいものを食べるのが好きな人です。だから身体もそれなりの・・・(( ´艸`)おでぶちゃん。

ダイビングも好きで、最近は海の中で写真を撮れるようにと、新しいデジタルカメラとハウジングを購入しました。日曜日には初めての海中撮影に挑戦する予定、です。

 

投薬治療が始まったら、どんな生活が待っているのでしょう。

私は体験記などをネットで読み漁り、情報を収集しようとした。なかなか夫に似た持病のある方の闘病記を見つけられず、そのことを話すと夫は笑ってこう言いました。

「いろいろ調べたら病気が良くなるの?」

夫は私の心配性をいつも笑います。起きていないうちから心配する必要はない、と言うのです。

私は起きる前に「対処法を知っておきたい」とか「起きた時に役立つ情報を知っておきたい」「できれば未然に防ぎたい」「備えておきたい」と思います。

だから保険の仕事が好きなのでしょうか、それとも「もしも万が一」を語り続けているから、こういう考え方になったのでしょうか。

 

とりあえず、成り行きに任せよう。

 不安というものに取りつかれると、前に進むのが難しくなります。

成り行きに任せ、私は仕事へでかけ、夫は入院準備をして、治療へと突入です。精神的な追い詰められ感が半端ないと思いつつ。

 

私はAFP(ファイナンシャルプランナー)ですが、ライフプランが音を立てて崩れていってしまったことにショックを受けています。

立て直しが必須ですが、考える時間もなく日常に追われています。こういう時、確かに誰かの助けを必要としますね。私はこんな時、助けてあげられる人になりたい。

 

だから、今回、この出来事は「がん罹患者の妻」の立場と「AFP」の立場と、生命保険募集人の立場と、3つの目でみつめて考えたい。そう思ってブログを発信します。読んでくださって、ありがとう。

 

追記 

実は、2社へ給付金請求をしたのですが、病院へ診断書を依頼したところ、保険会社所定の書式ではなく病院の書式で受け取りました。これは問題ないので保険会社へ提出したのですが・・・

 

給付金請求は、現在では多くの保険会社が診断書はコピーでも可、としているのですが、とある保険会社はコピーを提出したところ、「原本でなければだめ」と言ってきて、再度取り直しをしました。

一社は請求してすぐに入金がありましたが、診断書の取り直しと言われた保険会社の空付近請求手続きは、やっと「新しい診断書が出来上がりました」と病院から連絡がきたところ、です。

次は原本をこっちの会社へ提出することにします。あっちの会社はコピーでも大丈夫なので。そんなこともありました、という備忘録代わりの追記でした。

 

 

 

もしも「がんと診断されたら」まずは、保険証券をチェック。

今はカウンター内で「来店してきたお客さま」に「新しい保険」をご案内するのが仕事ですが、以前は電話で問い合わせをしてきたお客さまへ、こちらから訪問して様々な生命保険に関する問題を解決する仕事をしていました。

 

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これから夫は慢性骨髄性白血病という病気と闘います。私は長く続くであろう高額な医療費負担と闘います。

これから大学へ進学する子供がいるので、実際のところ病気になるタイミングとしては、最悪・・・なんですよね。こうなってしまったので、あとは頑張るしかありません。

前向き前向き、と呪文を唱えながら、誰かのお役に立てれば、と書き綴ることにします。

チェック①受取人は誰?

実は、「給付金請求手続き」にはいろいろなトラブルが発生することがあります。

私は給付金手続きにおけるトラブルをいろいろと経験しました。まず確認していただきたいのは「給付金受取人」が誰になっているか、ということです。

 

基本的に、給付金は被保険者が受け取ることになっています。

我が家の保険、2証券ともに被保険者である夫が受取人です。

私が契約者で私がお金を払っているんですけどね、受取人は給付金受取人です。入院給付金とはそういうものです。

 

注意! 一部のがん保険など古い契約の中には、被保険者ではない人が給付金受取人に指定されている場合があります。(多くの場合は給付金受取人=被保険者となっていますので、念のため)

 

親御さんが掛けている保険をそのまま継続していた場合、給付金や死亡保険金の受取人が親御さんである可能性もあります。時には親御さんが亡くなっていたりすることもありました。詳しい手続き方法については保険会社へ確認ください。

時には、結婚したのに名義変更をしていないまま、親御さんが掛け続けているがん保険がお役にたった、ということもありました。

給付金受取人と死亡保険金受取人を離婚を機会に妻からお子様に設定変更していましたが、そのお子さんが海外へ行ったまま連絡が取れない、という方もいました。

 

我が家の契約は全て、被保険者が受取人でした。

今のところ、入院が長期化する予定はない(と思いたい)ので、給付金と医療費の支払いなどのお金の管理は夫に任せることにしました。

 

チェック②保障内容はどうなっていますか?

我が家の場合・・・

診断給付金が100万円と入院給付金が日額3万円。退院後の通院は1万円。

私は自分が取り扱ったプランなので、大体の内容は分かりますが、現在では販売停止になっているプランです。記憶とはあいまいなものですよね。細かい保障内容については、やはり約款を取り出さないと分かりません。

 

保険証券を取り出したら、コールセンターなどで保障の内容を確認してみてください。特にチェックするポイントは、以下の4つです。

 

①診断給付金

「がん」と診断されたら、一時金を受け取ることができます。この「がん」の定義がどうなっているのか、を確認しましょう。病名がわかっている場合、その病名で支払い対象かどうかも確認しましょう。

 

この診断給付金は、保障内容によっては一度限りということもありますし、支払事由に該当すれば複数回受け取れるプランもあります。

 

②入院給付金

入院給付金はがん保険であれば日数無制限で保障されているものが殆どです。がん保険だけではなく、医療保険でも新しい保険では日数無制限になっているものもあります。

ごくごく古いがん保険の一部に更新型のがん保険があり、継続が不可能なものもありますが、「一生涯の保障で日数無制限の保障」であるかどうか、ということを確認しておくと安心です。

 

③通院給付金

通院給付金については、特に注意が必要です。

入院をしなくても、がんの治療のための通院であれば日数無制限で保障してくれる特約もありますし、一定日数の入院を前提として支払われるタイプの通院給付金もあります。

例えば、古いがん保険の一部には「20日以上継続入院」が条件となって通院給付金が支払われるという条件のものがあります。

早く家に帰りたい、と19日で退院してしまうと、通院保障を請求することが出来ません。支払事由が20に以上の継続入院であるということを知っていれば、急いで19日で退院することがそのあとの保障に大きな影響を与えることがわかります。

保障の内容は、病気をしてから変えることは出来ませんが、支払事由を理解していることで「知らずに損をする」ということを避けることができます。ぜひ、ご確認ください。

 

我が家の場合、通院特約は2種類付加されています。

・通院給付金:継続5日以上の入院の退院日の翌日以後365日以内の通院(退院後の通院について60日)

・特定治療通院給付金:がんの治療として放射線治療抗がん剤治療、ホルモン療法を受けることを目的とする通院をしたとき(保険期間を通じて通算120万円まで)

ただし、抗がん剤内服の場合は対象外。(実際のところ、これはがっかりでした。夫の場合、内服の分子標的薬での治療がメインになると言われています。薬が効かないとか、副作用が強く出るとか、病気が進行してしまうなどのトラブルがなければ、一生涯高額のお薬を飲み続けることになる、という病気です。

新しいタイプの保険(抗がん剤治療の場合に回数無制限で保障してくれるプラン)に加入しておかなかったことを、正直なところ後悔しています。

まさか、夫が慢性骨髄性白血病になるなんて、思ってもいませんでしたから、「保険に入りすぎ」といって相手にしてくれない夫ではなく、私が申し込みました。

 

www.zurichlife.co.jp

 

新しい保険では、通院保障も日数無制限となっている場合もあります。

同じ保険会社のがん保険でも、加入したプランによって支払事由が異なる場合があります。

ご自身の契約している保険の保障内容については、各保険会社のコールセンターで契約者からお申し出頂き、ご確認ください。(給付金請求時には、ご家族でも確認できる場合があります)

販売中止になっているプランについては、公式サイトでも確認できない場合がありますし、契約内容がパッケージプランではない場合もあるでしょう。証券ごとに確認をお勧めします。

我が家の場合、夫は、お金の管理をしたいタイプでAFPも持っているので、信頼して任せられますが、もしもそれが負担になるようであれば、やはりAFPの私が引き継ごうと思っています。

 

④保険料払い込み免除

お金の管理については、健康で何事もないときにはそれなりの不安で済みますが、病気になると、医療費の支出とともに収入が減る可能性についても不安を覚えます。

最近のがん保険医療保険は、がんなどの病気になったときに保険料の支払いが免除される特約が付加されていることもあります。保障内容をよく覚えていないのでしたら、こちらもご確認ください。

 

不安は不安を呼びますが、ここはぐっと我慢です。前を向いて歩いていきましょう。

 

私は今、仕事で給付金請求手続きの案内をしていた時の「お客さまの立場」を味わっています。それも、特に治療費が重く負担となる可能性が大きいと言われる病気(慢性骨髄性白血病)なので、いくら保険に加入していると言っても、正直なところ不安です。しかも持病もありますし。

だからその不安を解消するために「誰かの役に立つこと」をしたいと思い、ブログに書き綴っています。

実際のところ、お友達にこの話をしたいとは思いません。そのうちに相談することになると思いますが。

とりあえず匿名のブログで。思いを綴るだけでも、私自身は少し不安を解消できます。読んでくれてありがとう。

 

 

 

 

「慢性骨髄性白血病」の告知を受けた日

2017.5.18木曜日 晴れ

病名告知の日。

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朝から落ち着かないまま、M病院の予約の午後3時に病院へ向かう。

初夏の爽やかな風が吹いていたが、気持ちいいとは思わなかった。M病院へ着くと、夫から着信。「今着いたよ」と言うと、内科の前のベンチで待っていると言う。

ハンカチを持っていくつもりだったけど、出かけるときにバッグに入れ忘れてしまい、売店でミニタオルを購入。待合室の夫にそう言うと「泣く予定なの?」とニヤリ。

正直なところ、泣きそうな気分であることは否定できなかった。

 

振り返ってみると、我が家はM病院とは縁があるようだ。

私は妊娠出産は妊娠悪阻と前置胎盤で妊娠期間のほとんどを病院で過ごした。

夫の祖母が交通事故に会った時に運ばれたのもこの病院だ。夫は自分は祖父母に抱かれて育ったので、自分の代わりに世話をしてほしい、と言ったので私はその役目を引き受けた。

先日、主人の母が救急車で運ばれて入院したのも、このM病院である。主人の母が退院すると、次はわが夫がどうやらがんの告知を受けるらしい。私は「お世話をする運命」の星の下に生まれたのだろうか。

夫は治療に支障が出そうな持病もある。

尿管結石や狭心症などで入院したり、糖尿病や脂質異常もあり投薬治療が続いている。

息子は小さなころにはぜんそくで入院をすることが多く、中学生の時には外傷で入院手術。その手術が失敗だったようで再手術のための入院。そして急性盲腸炎で入院。

 

考えてみると、体力がないと言われる私が一番、入院などのトラブルが少ない。

 

そんな話をしながら待合室で呼ばれるのを待つ。嫌な時間だった。10分ほど待って名前を呼ばれた。歩きだしながら心拍数が上がるのを自覚した。ドキドキドキ。まったくもって私は小心者である。

 

なかなか病名を言わないドクター

病名の告知と今後の治療についての話をするために呼ばれたとはいえ、さすがに着座してすぐに病名をズバリと言われるとは思わなかったけれど、受診の経過から長々と説明を始めたドクターに少し驚いた。

 

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これらの検査結果からこのような病態を心配してこのような検査を行い・・・・と言うような説明が続き、私の心の中には(もしかしたらいろいろと心配したけれど、心配しなくても大丈夫だったというような顛末になるのかも)という淡い期待が生まれた。

しかしながら、入室した際にちらりと見えたPC画面には「化学療法の同意書」が表示されていた。夫のモノなのか、前の感謝さんのモノなのかは分からないが、この病室では血液のがんの告知が日常的に行われている、そんな場所なのだと実感した。

 

かかりつけ医が心配して以来、白血球が増加し、血小板も増加している。M病院での数回の検査でも検査数値は異常値のまま。

2016年の8月は検査結果が正常であったことが糖尿病のかかりつけ医の血液検査で分かっているので、発症してからあまり多くの時間は経過していないと考えてよい、ということだった。

そして、だんだんと血液検査の中身についても説明が始まり、かなりの予習をしていた私でも単語が理解できないことが多い説明となり、bcr-ableの説明になり、フィッシュ検査の結果が示され、

「これらの検査結果から、慢性骨髄性白血病であると診断します」

と、がん告知された。

隣で夫は、はい、はい、と説明を聞いていたが、「そうですか」と言った。彼のきっと密かにそうでないことを願っていただろうと思う。

予想していたこととはいえ、やはりがん告知はショックだった。涙は出なかった。全く自覚症状もなく、いつも通りの夫が病気だと言われても、なんだか実感がないのだ。

頭では病気であることは理解できても、気持ちで納得しているわけではない。

慢性骨髄性白血病

治療の説明は、私がネットで情報収集したそのままがドクターの口から語られた。

現在は慢性期であり、進行性のがんなのでここから移行期、急性期へと移行させないことが大切である。投薬によって管理ができる病気なので、きちんと薬を飲めば普通の生活が可能。(この説明については少しばかり思うところがあったが・・・)

 

第一選択薬としてはグリベック

もしかすると、糖尿病が悪化してインシュリン注射をするようなことになるかもしれない、という話もされた。夫はどのように感じたのだろう。

家に帰って確かめてみると

「ああ、そんなことも言ってたね。」などと言う。

一生飲み続けないといけないって言ってたね、というと、それは覚えてない、という。

彼にとっては「2週間程度の入院」を言い渡されたことが一番のショックだったらしい。

 

夫の会社は組織改編があり、今はとても忙しい。

ドクターは淡々と説明を続け、

「出来るだけ早く投薬治療をはじめましょう。明日からでも入院を受け入れる体制は整えてあります。」

と言った。それを聞いて初めて、隣の夫の体に緊張が走るのを感じた。

慢性期とは言え、治療はすぐに始めたい、ということなのだろう。夫は入院治療になるとは思っていなかったらしい。私自身も、ネットで以下のような情報収集をしていたので、入院するように言われるとは思っていなかった。

治療を受けるには、入院が必要ですか? みんなのQ&A CMLステーション ノバルティス ファーマ株式会社

最近は患者さんにCMLの治療上問題となる持病や合併症がなければ、外来にてお薬の導入を行い、治療することが多くなりました。入院で治療するか外来で治療するかは、患者さんの体調や年齢、CMLの状態により異なりますので、主治医にご相談ください。

 

6月6日以降の入院を願い出たところ、ドクターは黙ったまま何も言わない。夫も何も言わない。重苦しい沈黙が続いた。

 

そういえば、夫からこんな話を聞いていた。

 

検査結果の説明を「自分だけで良い」と話したときのことだった。

「家族も一緒に」とドクターに言われ、夫婦お互いに忙しいために二人一緒の時間を作るのが難しいので、説明を聞くのは自分だけで良い、と言ったらドクターが黙り込んでしまって困ってしまった、と。

 

このだんまり攻撃はすごいな。こっちが行動を起こさざるを得なくなる。

 

押したり引いたりと、話し合った末、きちんと検査に通うこととと検査結果が悪かったら即入院することを条件に、入院は6月1日から、と言うことになった。

 

持病があるので、投薬は低用量からのスタートになる、と言われた。治療上問題がある合併症があるため慎重に対応するということだった。

 

我が家はオープンな家庭なので、息子にもある程度のことは説明した。抗がん剤での投薬治療になると話すと、息子は即座に「禿げるの?」と聞いてきた。

私は思わず笑ってしまい、分子標的薬だから禿げることはないと思うよ、と言うと息子はほっとした様子だった。

高校生男子にとって、抗がん剤イコール髪が抜ける、というイメージなのだろう。

 

息子よ、もしも抗がん剤で髪が抜けても治療が終わればまた髪は生えてくるから心配無用だよ。副作用は白髪になるということがあると書かれていた。

 

そして、息子は「それさぁ、遺伝するの?」と聞いてきた。

CMLは、何らかの原因(原因は特定されていません)によりBCR-ABL遺伝子という異常な遺伝子が生成することで発症する病気であり、遺伝することはありません。また、細菌やウイルスによる病気ではないので、他の人にうつるということもありません。

 

遺伝はしない、と話すと安心した様子だったが、私はここぞとばかりに「これから治療費がかかるから、大学は国立でお願いしたい」と言ってみた。さすがの息子も何とか頑張ると言ってくれた。

どんな動機でもよいので、受験生は勉学に励んでくれたまえ。

 

 

告知まで、の記録。

生活習慣病のデパートみたいな、かわいい夫

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夫は糖尿病なので、毎月のように内科で検査をしてお薬をもらっている。

しかも、過去には狭心症でステントも4本入れていて、若干の脂質異常もあるため、年間で9万円ほどの出費になり、慢性疾患はお金がかかると実感している。

夫は、くまのプーさんのような体系で、おなかがポッコリ?出ている。割と筋肉質なので、太っているけど、胸の筋肉もぴくぴく出来る。お願いすると、ぴくぴくしてくれる。私はそれを見るのが好きだ。お察しだと思うが、私たちはいい年をしてバカップルである。手をつないで歩くのも好きだ。

私の願いは、あらゆることについて「現状維持」だった。これ以上、どこも悪くなりませんように。それはそんなに高望みではない、はずだった。

 

病気が見つかったきっかけ 

通っている病院のドクターは、「僕はジェネリック医薬品は使いません」と言うらしい。

夫は組合管掌健康保険なので、いつもジェネリック医薬品に変更した場合の医療費負担に関する文書が送られてくる。何度かジェネリックへの変更をお願いしたが、却下されたらしい。

ドクターは何か嫌な体験をしたのかも知れない。夫は「病院を変えようかな」などと文句を言いながらもその病院へ通い、長らく同じ薬を飲み続けていた。

 

2017年3月の初めの夜のことだった。

私が台所で洗い物をしていると、夫が「そういえば病院で何か検査の結果が悪かったらしくて再検査するって言われた。」と言う。

私は大型ショッピングセンターの中にある保険ショップに勤務している。

そのころはちょうど標準利率が4月1日から1%が0.25%になり、保険料が高くなるので、低解約終身保険などの問い合わせが多くて忙しく、残業も多かった。

普段なら「何の数値が悪かったの?」と尋ねるだろうけれど、その時は本当にくたくただった。「そうなんだー」と答えただけで、そのあと洗い物を続けたことを覚えている。一日中、保険のことばかり話して、クタクタで、早く寝たい、とそう思っていた。

 

それから4月に入り、夫がまたその話題を持ち出した。「そういえば、検査の結果について、何も言ってこないけどどうなったんだろうね」と。

私は特に深く考えず「便りがないのは良い知らせ、なんじゃないの?」と答えた。「そうだよね、悪かったら言ってくるよね」と、夫。

そして、私たち夫婦は夫の検査のことについてすっかり忘れてしまった。なぜなら、そのあとすぐに、夫の母が入院したからである。

 

朝一番で、夫の母が救急車で運ばれたと連絡があり、私は出勤前に病院へ寄り、帰りにも寄って、あれこれと必要な品をそろえたり書類を書いたり。

近所の人や弟夫婦も手助けしてくれたが、やはり長男の嫁なので出来るだけのことはしたい。非常事態と考えて、少しばかり無理をしたかもしれない。さらにクタクタになった。

5月の半ばには小旅行も予定していたが、正直なところ中止にしなけらばならないかもしれない、と思っていた。

 

検査結果を見てびっくり

疲れるとイライラする、誰しもそうだと思うけれど、私も例外ではない。疲れをいやそうと甘いものを食べて自分を奮い立たせる。

ここしばらく疲れることばかりで、甘いものを食べる量が増えていた。

その日も夕食後のおやつを食べながらそろそろ洗い物をしようかと立ち上がったところへ夫が紙を差し出した。

「数値が悪いから、またまた再検査って言われたよ。」

見ると病院へ行ったらしく、新しい薬の袋があった。どれどれ、と検査結果の紙を見ると、検査というのは「血液検査」だった。しかも、素人目にも即座に怖い病名が浮かぶ、恐ろしい数値だった。

 

「え?これって白血球と血小板が多くなってるじゃん。」

血栓ができやすくなるんじゃないか、と思った。狭心症の既往歴があるのでこれは怖い。そして夫がさらにこんな怖いことを言い出す。

「この下の数値ね、これが白血病の時しか出ない数値だっていうんだよね」

それはmetaとmyeloだった。

それが何を意味するのか、その時は分からなかったが、私はとっさに「風邪ひいているんじゃなかったっけ」とその怖い病名を否定できるものを探した。

私は心の中で、そんな大事なことならもっと早くハッキリと教えてよ!と叫んでいた。無関心だった自分を呪うような気持になった。

「うん、確かに風邪ひいているよ。もう一回検査するって言われた。」

夫はその再検査を受け、やはり紹介状を書くから精密検査を受けるように、と言い渡された。それが4月の終わり。

夫は大型連休を「買い物」「ダイビング」「サッカー観戦」と楽しんで過ごした。私はほとんど仕事でしたが。

 

それからやたらとネットで病名検索をして出来るだけ正しい情報を得よう、とたどり着いたのが佐賀大学の木村先生のYouTubeだった。

血液検査の結果だけを見て、どんな病気が疑われているのかを知ろうとネットで調べたのは私だけで、夫はあまり関心を持たない様子だった。私はあちこちで調べた挙句、以下のような予想を立てた。

  • 白血球の増加と血小板の増加
  • 赤血球は正常範囲内
  • BASOの増加
  • meta myeloの出現

これらの条件で想定される病名は・・・慢性骨髄性白血病

自覚症状はなく、検査で偶然発見されるというきっかけが多いということも夫の場合に合致する。

私は昼休みなどにそのYouTubeを見て、慢性骨髄性白血病とはどんな病気なのか、どんな治療をするのか、治療目標はどこに置くのか、今後の生活はどうなるのか、などについて勉強し、考えた。

 

旅行へ行く予定だったけれども、「行く」ことを中止しようかとも考えた。

夫は予定通りに旅行へ行くことを勧めてくれたけれど、たびたび検査に通う夫をおいて2泊の旅行へ行くことは少しばかり躊躇われたので1泊旅行にした。

なかなか予定を知らせなかったので、約束の相手は少しばかり不審に思ったかもしれなかった。

くたくたに疲れ果てていたので、車で行く予定だったけれど、飛行機で行くことにした。

旅行から帰った次の日には、病名告知を受けることになっていた。予想はしていても、重い気持ちを抱えての旅である。

 

私は会いたかった人ふたりに会った後、買い物もそこそこに帰ってきた。

予定の飛行機はパックで最終便を予約していたが変更ができないと言われ、高速バスに乗って帰ってきた。4時間ほどの短縮になったが、5千円ほどの出費となった。

でも、なんとなく買い物でぶらぶらする、なんていう気持ちになれなかったのだ。

 

過酷な治療が待っているのではないか。。。

慢性骨髄性白血病の治療は投薬管理が中心となる。治療は通院での分子標的薬イマニチブ(グリベック)などが第一選択となるらしい。

この薬について、私は仕事でよく「語る」ことがある。それはがん保険を案内する場合に必ず抗がん剤の保障の話をするのだが、今のところこの薬は一生飲み続けることになると言われており、高額療養費制度を利用してもかなりの経済的負担になるという話をするときに引き合いに出す薬なのだ。

 

夫の場合は持病(糖尿病や狭心症の既往歴、脂質異常)があるため、この投薬管理も健康な人とは事情が違う。

骨髄穿刺も痛い検査だけれど、何度も何度も繰り返し行われることになるだろう。

治療によって、体調に変化が起きて今までと同じような体力を保持することは難しくなるかもしれない。

 

そう考えると、私は胸が苦しくなる。夫が人生の喜びとしていることの多くを引き換えにすることになるかも知れない、と思うとつらい。

私が大好きな彼の笑顔が消えてしまうのではないだろうか、と。

 

告知を受ける、5月18日。私は何も手につかず、一日中何かしらを「食べて」いた。食べ過ぎて気持ち悪くなるくらいに、食べ続けた。

 

そして、もしかしたら違う病名を言い渡されるかもしれない、という「期待」と「不安」を抱えながら病院へ向かった。

学習計画を立てる!そして始める。

300ページもあるテキストとどうやって戦うか。

勉強慣れしていない私としては、300ページもあるようなテキストと向き合うだけでも心拍数が上がります。

しかしながら「やると決めた」からには、逃げ出すなんてかっこ悪いことはしたくないですから。やりましょう。やりますとも。やればいいんでしょ。ってだんだん逃げ腰になってどうするって感じですが。。

 

目標は11月 平成29年度第2回

6月に受験するのは無謀なので11月合格を目指して頑張ります。

平成29年度CFP資格審査試験の試験日は以下の通り。

  平成29年度 第1回 平成29年度 第2回
試験日 第1日目 6月11日(日) 11月12日(日)
第2日目 6月18日(日) 11月19日(日)

www.jafp.or.jp

FPの本質はトータルな資産設計にあります。よって6課目に分類されていても、事例問題などによっては横断的な出題の可能性もあります。

リスクと保険だけ集中的に勉強しても、横断的な出題でボロボロになって合格できないという可能性もあるわけですよね。。。でもいい。それでもいいので、受験しよう。

 

「リスクと保険」は2日目なので11月19日(日)

10月半ばまでに「合格の手ごたえ」がある状態にするとすれば、7月までにすべてのテキストを一通り学んで、8月9月に試験問題を繰り返しやり込めば、何とかなるかもしれない。

 

5月と6月ですべてのテキストをしっかり学ぶ。

私は生命保険は、もう少し深く学べば何とかなりそうだけれども、損保が初心者なので、重点的に学ぶべきところは「損保」ということになるだろうから、この2週間で生保をガッツリやってしまおうと思う。問題集も含めてやってしまいましょう。

 

計画を立てたら行動あるのみ。早速今日から、スタートです。

 

 

「リスクと保険」合格を目指してがんばろー。

まずは得意分野「リスクと保険」から

CFP(サーティファイド フィナンシャル プランナー)資格は合格者排出率が10%未満という、ちょっとした難関資格です。

とても優秀な方が「こんなの無理、っていう問題が出る」と話すのを聞いて、ずっとしり込みしておりました。

私のような商業高校卒業のごく普通のおばちゃんが受験するには少し難易度が高いと言わざるを得ない資格です。(無謀ともいえる挑戦、と言っても過言ではありませんよ、ほんと。

正直、CFPになれる日が来るとは思えませんが、「目標を持つ」大切さと「努力する」姿勢は忘れたくありません。

せめて、自分の専門分野である「リスクと保険」についてだけでも勉強してみてはどうだろうか、と思い、トライしようと思い立ちました。(それにしては高い出費になるなぁと思いつつ。)

若いころに比べて、視力も落ちましたけど(いわゆる老眼ですね)記憶力も確実に落ちていると感じます(もともとそんなに記憶力が良い方でもありませんでしたけどね)

 

CFPの6つの試験課目

  1. 金融資産運用設計
  2. 不動産運用設計
  3. ライフプランニング・リタイヤメントプランニング
  4. リスクと保険
  5. タックスプランニング
  6. 相続・事業継承

この6課目を3科目ずつ2日に分けて試験が行われます。

そして、試験は全国で14地区。私が住む九州では福岡と熊本が受験地となっています。

 

受験資格は、AFPであること、または協会指定の大学院での所定課程の修了が必要。

私の場合は「AFP」なので、受験資格がありますよ、ということになります。太字の2課目は、がんばればなんとかなるかもしれませんが、なじみのない不動産などは全くのお手上げです。

不動産は夫の専門分野なので(うちは夫婦でAFPなのにお金の使い方が乱雑で・・・)転勤にならないうちに一緒に勉強しようか、と言いながら数年がたち。

今年のお正月にも「今年はCFP勉強しよう」ということになって、夫がテキストなどを買うといっていたのにいつの間にかもう春になり。

シビレを切らした私が、「いいよ、自分の得意分野からやるから」と保険会社経由の注文でちょっとだけ安くなるルートでテキストと問題集を購入。

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独学って寂しいので、ブログで同じように頑張る仲間と出会えたらうれしいな。

 

CFP受験対策精選過去問題集 リスクと保険 2016~2017年版