慢性骨髄性白血病(CML)と言えば
ひとつ前のNHKの朝の連続テレビ小説「スカーレット」で、息子の武志が罹患したことでSNSでも話題になりましたが、ご存知でしょうか。
www.iza.ne.jp
大抵は〇〇デーというとポスターの画像を探せるものですが、検索しても見つからない。一時期話題になったとはいえ、慢性骨髄性白血病(CML)はマイナーな病気なのかな。残念です。
ということで、誰にも頼まれていませんが、自分で作っちゃいました( ´∀` )
慢性骨髄性白血病(CML)になっても、現在では特効薬があるので、お薬をきちんと飲んでコントロールがうまくいけば、以前と変わらない生活を送ることが出来ます。
※急性に転化してしまうと治療内容が変わります。
笑顔で老後まで過ごす人生でありますようにと言う願いを込めて、老夫婦の笑顔の写真をチョイスしました。
私も20年後、夫とふたりで仲良く9月22日を迎えたいです。
白血病はオレンジリボンなので、テーマカラーはオレンジにしました。
慢性骨髄性白血病(CML)は、たくさん種類のある白血病の一種です。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
ganjoho.jp
夫が罹患するまでは「特効薬が出来てからは治療によって死なない病気になったけれど経済的負担が大きくてツライ病気」と言うイメージでした。
夫が慢性骨髄性白血病(CML)に罹患してから3年が経ちますが、それはイメージから実感に代わりました。
とにかく、治療費がかかります。
日本にはありがたいことに高額療養費制度というモノがありますので、単発の治療にはさほど治療費負担で家計が圧迫させるというようなことはありません。
しかしながら、一生涯、高額療養費制度を使うような金額のクスリをずっと飲み続けるというのは、正直なところ、ツライ。
もちろん、治療が出来る、ということはありがたいことなので、文句を言っちゃいけないということは分かっていますけど、それでもやっぱり、というところが悩ましい。
我が家はちょうど、大学生の子供がいて、これから老後の資金を貯めるラストスパートに差し掛かる予定だったのですが、その予定も本当に「予定」になってしまいました。
こんな風に、病気はライフプランの変更を余儀なくさせます。老後の資金程度ならまだましかもしれません。子供の進学を諦めさせることにでもなればどんなに辛いことでしょう。
私達のこれから、どうなるんだろー。そんな不安でうつになってしまう人もいるかもしれません。正直、私もちょっとだけそんな感じになりかけました。
私の場合、仕事を変えることで、うつから逃げることが出来ました。
私は生命保険の仕事をしていたので、もちろんがん保険には加入していました。
でも、抗がん剤治療に特化したがん保障に、私は加入していましたが夫は加入していなかったのです。
まさか、慢性骨髄性白血病(CML)になるとは思っていませんでしたから、本当にショックでした。
夫が加入していたがん保険は、私の仕事の関係で加入した事情もあり、当時販売されていたがん保険の中での保障の厚いものでした。
しかしながら、
抗がん剤治療を受けている間ずっと、毎月10万円の給付金が支払われる保険が世の中に存在していることを知っているのに、慢性骨髄性白血病(CML)に罹患した夫が加入していなかったこと。
これを後悔しない日はありませんでした。
今までにも増して、この保障をお客さまに勧めるのですが、「私はがんにならない」「がんになっても抗がん剤治療はしない」と言われることに心底疲れてしまいました。
その保険、毎月1600円から加入出来たんです(今は少し内容が変わっているようですが)
私は自分のか弱いハートを守るために、永らく続けていた生命保険の仕事から離れる決心をしました。
収入は減りましたが、これで良かったと思っています。
こんな感じで、慢性骨髄性白血病(CML)には人生を変えられてしまっていますけど、夫が元気で笑顔なら、私はそれが嬉しいです。
どんながんでもそうですが、慢性骨髄性白血病(CML)も高齢になると罹患率が増加します。自覚症状もなく、健康診断で再検査を告げられ、診断される方も多い病気です。
夫も糖尿病の治療のための採血で「ちょっとおかしいね」と言われ、「やっぱりおかしいな」と言われてと言うような状況でした。
あの頃のことを綴ったブログはこちらです。
yoko-t.hatenablog.com
yoko-t.hatenablog.com
献血のお願い。
夫が慢性骨髄性白血病(CML)に罹患して、献血の大切さを身に染みて知りました。
夫はまだ献血にお世話になるような状況にはなっていませんが、治療で免疫が下がると献血に助けられケースも多くなります。
「人の血でなければ助けられないケースがある」ということも、この病気のことを勉強して始めて知りました。
鉄拳さんの献血の重要性を訴えるパラパラ漫画、ぜひご覧いただきたいです。
鉄拳、献血の重要性訴えるパラパラ漫画「人間を助けるのは人間しかいない」 鉄拳 献血啓発パラパラ漫画『けんけつ』
私も早速、10年ぶり位に献血ルームへ行ってみたのですが、「血管が細い」ということで献血できずにすごすご帰る羽目になりました。
コロナ禍で、献血の不足のニュースを聴くことのあるかと思います。
ご協力できる方はぜひ、この機会に献血していただけると、とても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
9月22日の慢性骨髄性白血病(CML)デー、覚えていただけましたでしょうか。
健康診断、夫は会社で行っていても妻は・・・と言う場合も多いです。是非ともみんなで健康診断、受けてほしいな、と思います。